見出し画像

30/100 メイソン・カリー著「天才たちの日課」/正の循環のはじめの一歩

8月はやろうと思っていたことが色々できて、本当に有意義な月だった。1ヶ月を振り返った時に「よくできた」と満足に思うのはとても久しぶりだった。今月は少しペースダウンしてしまったけれど、それでも2020年の前半に比べれば上々。
やろうと思って取り組んだことが実際にできると、それは自分への信頼にり、その信頼をもとに、次の新しいことをやってみようと手が伸びる。それは気持ちいいくらいに正の循環で、そしてこの気持ちよさは病みつきになる。
ちなみにやろうと思って取り組んだことを実際にできるかどうか。それは習慣化が鍵なのだと思う。

ずっと積読していたこの本、「習慣化」の意義について考えているタイミングで手にとったのはすごくよかった。アインシュタインやチャイコフスキーなど後世に名を残した偉人たちが、どんな毎日を過ごしていたかの166人分のデータが、纏まっている本。
意外だったのが、「ザ・天才」といった感じの、破天荒な毎日を過ごしている人は少数派で、大多数の人は規則正しい生活をしていることだ。

中でもこの言葉は書きたいのに書けない、書く時間がない、という悩みを持ってここ数年過ごしていた私には背筋の伸びる言葉だった。

アメリカ人の作家ヘラーは代表作「キャッチ=22」を、勤め先の仕事が終わったあとの夜、マンハッタンの自宅アパートの食卓で書いた。「一晩に二、三時間ずつ、八年かかって書いた」と本人は言っている。
ー中略ー
「すごくゆっくり書くけれど、一日に一ページか二ページを週に五日間続ければ、一年で三百ページになる。それで十分だよ。」
メイソン・カリー著「天才たちの日課」

そう、毎日コツコツやっていくと積み上がる。そんな当たり前のことを忘れてしまいがち。

私もそうやって少しづつ書いていけたらと思う。ヘラーの習慣とシンクロしたい、そんな心持ち。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?