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「期待しない」というライフハック

先日彼の友人夫婦に顔あわせしてもらう機会があった。子どもが3人いる彼の友人は、「お前本当に子育てできるのか」と彼の行く末を心配し、彼の「案外俺そういうの手伝うタイプ」の一言は、彼の友人の奥さんから「いや、手伝うじゃなくて、あんたの子だから」と怒られていた(笑)

ただ当事者の私は、というと、彼の「子育て」には何も期待していず、唯一あるとすると、どうか産まれてくる子に興味を持ってかわいがって欲しいなあ、というくらい。一緒にお世話をしてくれるならそれはすごく有難いけれど、もし興味なかったら、それはそれで仕方ないくらいの心持ちだ。産後1か月がとにかくつらいらしいということで、色々対策を立てている。が、その中に「彼」に何かしてもらう、というのはほぼ一切ない。

彼にどんな世話をしたいかを聞き、これ、というものをやってもらおうとは思うし、彼が子供に愛着を持てるように最大限に工夫はするつもり。ただそれでも乗り気じゃない場合は無理強いをするつもりは一切なくて、それで手数が足りない場合はすべて外注しよう、というのが、今私が考えていることだ。

このスタンスは「子育て」に限らず、いつもそう。私の欲求「会いたい」や「〇〇に行きたい」を彼に伝えることはあるけれど、どうするか決めるのはいつも彼自身だと思っている。
今後彼とは籍を入れ、子供も産まれ、「夫婦」でありかつ「家族」になる。ただそうなったところで、私の心持ちは変わらない。いくら籍をいれようがお互いの血をひく子どもがいようが、「所詮は他人」と私は思う。「付き合おう」の一言ではもちろん、「結婚」という制度をもってしてさえも、相手の気持ちを縛ることはできない。そして最悪彼が子どもに愛着を持てなかったとしても、それすらも私は、「彼の自由」、そう思う。

だからこそ、今この瞬間、私は彼にものすごく感謝している。彼が少なくとも今は「一緒に子どもを育てる」と決意し、彼なりにその心構えをしていることを嬉しいなと思う。そしてもし彼が産まれてくる赤ちゃんに愛情を持って接してくれて、そしてお世話をしてくれたら、それはどんなに助かるし、幸せなことなんだろうなと思うのだ。

「期待しない」は私が人生に感謝するためのライフハック。一切期待していないから、彼とほぼ半同棲している今も、一緒に過ごした日の翌日は「昨日は一緒にいてくれてありがとう」とLINEを送る。そして好きな人と頻繁に会えて、すごく幸せだなあ、そう思って毎日をハッピーに過ごしている。

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