吉村真基

吉村真基建築計画事務所|MYAO、吉村真基です。 名古屋を拠点として建築設計に携わって…

吉村真基

吉村真基建築計画事務所|MYAO、吉村真基です。 名古屋を拠点として建築設計に携わっています。 https://mya-o.com https://twitter.com/maki_y_arch https://www.instagram.com/maki_y_arch

マガジン

最近の記事

法人設立&事務所移転のお知らせ

吉村真基建築計画事務所はこの春、スタッフ2名を新たに迎え(株)吉村真基建築計画事務所として新たに発足いたしました。 また事務所も、築50年ビルのエレベーターのない5階から、のどかな極小庭付き築60年超木造家屋に引越ししました! 引越し直後は照明が足りず、鳥のさえずりをBGMに仕事し、日暮れと共に作業終了するfarmerな毎日でしたが、この週末それもようやく整いました。 あとは…片付けだけ(笑)。 みなさま遊びにきてね。 今後ともMYAOを、スタッフ共々どうぞよろしくお願

    • 2024年度のスタッフ募集のお知らせ

      吉村真基建築計画事務所|MYAOでは2024年(新卒・既卒)新規スタッフ採用を見据えたインターン募集を行います。 現在、当事務所では住宅、施設、店舗などの設計を中心に様々なプロジェクトが進行しています。国内、海外の展覧会への参加や、プロポーザル・コンペにも継続的にチャレンジしています。 「建築のつくりかたをつくる」 建築のつくりかたをつくることー人と人、人と事物、事物と事物を、建築的要素を通してさまざまなスケールでつなぎかえることーが建築設計だと考えています。 建築の

      • 東京が何かレベチになってる。

        今回弾丸東京行きで、東京の質的な変化を感じました。 何か臨界点を超えたというか、今までの日本の都市じゃない、全く新しい場所になろうとしてる。 これ、面白いんじゃないかな。

        • ヘザウィック展 メモ

          会期終了滑り込みで行ったヘザウィック展がめっちゃ面白かった。 現代的だけど、これなんかあった、こういうの、ほらーー! あれよ、ポストモダン。 現代的だけどポストモダンぽさを感じて、それがなんなのか考えてた。 それはおそらくモチーフ、という分節の単位にあるのでは、と思った次第。 今の建築教育って「モチーフ」教えないですよね。諸刃の剣ですから。

        法人設立&事務所移転のお知らせ

        マガジン

        • お知らせなど
          6本
        • 建築/筋トレ
          11本

        記事

          二つの切妻/7つの小屋 前後の家 吉村真基建築計画事務所|MYAO 撮影:tololo Studio 

          二つの切妻/7つの小屋 前後の家 吉村真基建築計画事務所|MYAO 撮影:tololo Studio 

          覚ブラ散歩その1…参道の謎/「つなぐ覚王山」のリレー記事を書いてます

          吉村真基建築計画事務所が拠点としている名古屋/覚王山で、何か街のことやろう…と覚王山のアーティスト、カフェ、雑貨屋さん、甘味の老舗、本屋さんなどが集まって発足した「つなぐ覚王山」。私も顔を出させてもらっているのですが、イベントはもちろん継続的な活動としてZINE発行を目指そう、ということでまずはリレー式エッセイをnoteに書いていく企画を始めました。 絵本専門店メルヘンハウス二代目・三輪丈太郎さん、イラストレーターのカケヒさん、ときて第3弾として吉村真基が建築探偵団的目線で

          覚ブラ散歩その1…参道の謎/「つなぐ覚王山」のリレー記事を書いてます

          Zoom読書会のお知らせ/戦略的後衛であれーテクトニックカルチャー序章より

          zoom読書会 2020年10月3日(土)18:30〜 「テクトニックカルチャー」後編 前編は基調講演でしたが、後編はテクトニクスから見るフランプトンの作家各論です。 4章 フランク・ロイド・ライト 5章 オーギュスト・ペレ 6章 ミース・ファン・デル・ローエ 7章 ルイ・カーン 8章 ヨーン・ウツソン 9章 カルロ・スカルパ 10章 結語 みんなの知ってる建築家が沢山出てくるよ! なかなかテンションのあがるラインナップではないですか…! 要約もいろんな人が参戦するので、

          Zoom読書会のお知らせ/戦略的後衛であれーテクトニックカルチャー序章より

          常滑陶芸研究所

          常滑陶芸研究所 堀口捨己 1961 存在は知っていたものの、何となく行かないでいた堀口作品でしたが… 先日のNAKA賞トークで浅井さんが激推しされていたので、ようやく行ってきました。 個人的にはアイリーン・グレイのE1027ぽさがあるのでは、などと想像していました。 同時期の堀口作品である明治大学のキャンパス同様、水平ラインを強調した構成。メタボリズムが一世を風靡する前の、未来志向でもヒロイックでもないザ・近代建築。水平に伸びるキャノピーが光を含んで美しいです。 キャノピー

          常滑陶芸研究所

          Zoom読書会のお知らせ/テクトニックカルチャー

          すでにSNS等では告知していますが、読書会を再開します! 2020年8月8日(土)18:30〜  「テクトニックカルチャー」 ケネス・フランプトン 2001年(邦訳版2002年) 前編:序章/2章/3章 Zoom開催しますので、所在地にかかわらず参加可です! 参加希望される方は info@mya-o.com まで、氏名、所属、連絡先などを書いてお送りください。 参加無料です。 ボリュームがあるので前後編に分けます。今回は序章〜3章まで。後編は4章以降の作家各論の予定

          Zoom読書会のお知らせ/テクトニックカルチャー

          再生

          MYAO設計ノート|丘のふもとの田の字架構

          作品解説動画始めました! 吉村真基建築計画事務所|MYAO 「丘のふもとの田の字架構」

          MYAO設計ノート|丘のふもとの田の字架構

          再生

          建築に満ちるもの ー官舎プロジェクト <&読書会再開のお知らせ>

          一年以上前ですが、香川の琴平で鈴木了二&吉村昭範の官舎プロジェクトを見学した際のメモ。 備忘録として個人の感想を残しておきたいと思います。 官舎プロジェクトは鈴木了二作品としては一応地味な部類に入るのではないかと思います。 しかし、いや、だからこそ凄みの真骨頂がやっと理解できたという感がありました。見られたのは本当に良かった。 例えば金比羅宮プロジェクト、これはもう圧巻です。大胆な構成かつ皮膚の切れるような鋭さ、迫り来るディテールと緊張感漲る空間。 楽しさとか賑わいとかいっ

          建築に満ちるもの ー官舎プロジェクト <&読書会再開のお知らせ>

          生き延びるための折衷主義

          新建築住宅特集2020年6月号に掲載された拙作「西坂部の家」の私家版原稿です。掲載では文字数の関係で省いた部分を含めています。 誌面では省かれたのですが、「戦後バナキュラーとつながる」という副題を付けていました。 日本の風景を実質的に形作っている、地方に広がるごく普通の民家、メーカー住宅、看板建築などを「それはそれ」とやり過ごすのではなく、建築の外部として語るのでもなく、設計者の立場で建築を取り巻く環世界の一部として捉えたいと思っています。 それらは一種のバナキュラーなので

          生き延びるための折衷主義

          掲載情報3件

          ・本日発売の新建築住宅特集2020年6月号に「西坂部の家」が掲載されています。今号は気合の入ったリノベ特集です。機会があったらお手にとって見てみてください。 https://shinkenchiku.online/shop/jutakutokushu/jt-202006/ お施主さん、工務店さん、すべての関係者の方々、本当にありがとうございました! ・designboomに「西坂部の家」が掲載されています。 ・Archidailyに「西坂部の家」が掲載されています。

          掲載情報3件

          建築が経つ前の暗い淵

          気が向いた時に書いているnoteですが、これからはできるだけ定期更新していこうと思っています。 下記は昨年JIAコンペの審査委員長としての総評。JIAの機関紙に掲載されています。 ・・・ 建築は強く明るい。 あらゆるデータが日本社会の凋落を示し、社会のところどころに穴が空き始めていることを肌で感じるようになってきても、建築はあくまで強く明るい、と思う。 建築雑誌を眺めていると、建築はその強さと明るさで、社会に開いた穴にフタすることを求められているのだと感じられてくる。

          建築が経つ前の暗い淵

          10/20 オープンハウスのお知らせ

          このたび吉村真基建築計画事務所で設計監理してまいりました住宅が完成いたします。クライアントのご厚意により見学会を行う運びになりましたのでご案内申し上げます。 名古屋市内の狭小地に建つ住宅です。 開催間近のご案内となってしまいましたが是非この機会に多くの皆様にご高覧頂き、忌憚ないご感想をお聞かせ頂ければ幸いです。 駒場町の家 ー家の小屋、庭の小屋  日時:2019年10月20日(日) 10:00〜16:00  所在地:名古屋市瑞穂区      名古屋市営地下鉄桜山駅より徒歩

          10/20 オープンハウスのお知らせ

          音のないプールに佇む|あいちトリエンナーレ#2 「豊田東高校」 高嶺格

          これは是非とも夏の日差しの中で、白昼夢のように屹立するさまが見たい作品。 この作品があるから、トリエンナーレもクソ暑い真夏に開催する意義があるというものです。 蝉しぐれの中で眺めていると巨大な墓石のように思えてきます。 しかし…どうやって剥がしたんだ(笑)! アリエナイ。この剥がれ方切れ方のキレイさがアリエナイ。 その謎を解くためにアマゾンの奥地に向かいたい。 プールの底が、とにかくもの凄くキレイにスッパッッと切れて立ち上がっていて、ゆえに白昼夢の、仮想現実の中の出来事のよ

          音のないプールに佇む|あいちトリエンナーレ#2 「豊田東高校」 高嶺格