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音のないこと

いつの頃からか、
運転中にBGMをかけるのをやめた。

音を邪魔と感じるようになったというか…気づいたら、音楽をかけなくなっていた。


仕事をするときは、基本的には無音を好むわたし。無意識に、感性を研ぎ澄ましているのかもしれないなあ。

そういうときには音がかかっていても、集中できれば基本的に聞こえなくなるんだけれど、ふとした瞬間に聞こえる音が集中を削ぐので、やっぱり無音が心地よい。


音についての講座を受けたことがある。

無音にして耳を澄ます時間を日常に取り入れると、聞こえなかった音が聞こえてきて…例えば、鳥のさえずりとか、ストーブの上のやかんがシュウシュウ鳴る音とか…。

それは一種の瞑想のよう。とても心地よい。




今は生活のなかで、家事をするときだけ、

アレクサ、ボサノバの曲かけて。

わたしのセリフ

頼んでいる。BGMが心地よい場面も、もちろんあるのだけれど…。



基本的にイヤホンはしたくないし、観ていないのにテレビがついていて音がしているという状態も苦手。

音が大きい場所は好きじゃない。パチンコ屋さんとか大きな家電量販店のようにつねに音が鳴り響いている場所は大の苦手だ。

(だから、図書館が好きなのかもしれない)


昔、勤務していた学校の職員室が、大きな声で部屋の端と端で話すのをよしとする文化でとても困った。いつもヘッドフォンをして自己防衛していた。

教室でノイズクリーンのヘッドフォンをする子どもたちの気持ちが、ちょっとわかる系の教員かもしれない。


音って意外と、人それぞれ感性が異なる対象なのではないかと思う。



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