note

仕事のほとんどが無くなってしまいアルバイトも一切できなくなってしまった。
よく「どうやって生きてるの?貯金とかちゃんとしてる?」と聞かれる。
「いやちゃんとしてるよ!3万はあるから!」と返すが、たいてい呆れられるか笑われてしまう。

久しぶりにこれからどうやって生きていこうか考えてみた。
もちろん3万はとっくに無くなっている。
とりあえず食費を浮かすのとダイエットを兼ねて1日1食にして、奢ってくれそうな雰囲気が出たらすかさず「いただきます!」と甘える事にした。
あのカバン背負って自撮りしてみたいし、Uber Eatsでバイトするのは有り寄りの有りだ。

ただ、このタイミングで、少しでもいいから自分の表現でお金を得ることはできないだろうかと考えた。
ほとんどの仕事を失ったこの状況で自分には何ができるんだろうか。
贅沢言ってんじゃねーよ必死でバイト探せよは承知(なので今すごい必死でバイト探してる)。
まず自分は音楽は作れない。
昔は作ってた事もあったが周りに凄い人が多過ぎてとてもじゃないが勝てないし今からまたそこに挑戦する気にはなれない。
そういえば小学生の時からずっと続けてる事が1つだけあった。
私は常に何らかの文章を書き続けていた。
特にmixiをやっていた時は狂うように長文の日記を毎日書いていてそれを知らない人が見て友達ができた事も結構あった(むしろmixiにしか友達がいなかったし、当時からめちゃくちゃ痛い文章を書いていた)。
今、文章を書いてそれがどれぐらいの価値があるのかに挑戦してみたい。
自分にも内緒にしてたが実はそれは昔からのちょっとした夢だったのだ。
今まで正直そこから逃げていた。

noteにはサポート機能というのがあるらしい。
私の文章に100円でも500円でも1000円でもそれ以上でも価値があると思って頂けたらサポートして貰えるというやつだ。
お金を払った後に読めるっていう設定もできるらしいが、知らない人に出会いたくて活動しているので自分には投げ銭が合ってる気がする。
それを生活費の足しにして生きるというチャレンジをやってみたい。
週に1度の投稿でファミチキ1つでも買えたら大成功だ。

もちろん私だけで無くメンバーにも同じ状況の子はいるので書ける子はnoteを書いてもらって、そのメンバーのバックは100%にしたい。
文章が苦手なら動画を載せたりとかも色々できるみたいだし、「文章は微妙だけど、さっきのツイキャス面白かったよ」みたいなのが評価の1つでもそれはそれで良いと思う。

わざわざこういう事を言うのって少し品の無い感じがして正直今めちゃくちゃ自意識と闘っている。
しれっとやったらいいんだけど、それはそれで何か気持ちわるい。
いつもお客さんにはライブの評価(や様々な理由)でチェキを撮ってもらってて、私たちはそのお金(とバイト代)で生活してて、まぁ今回のチャレンジはそれと同じ感覚ではあるんだけど、でも何かちょっと違う気がするのはやっぱり音楽・ライブがあっての私たちだからそれ以外にお金を払ってもらってる事に対してちょっと後ろめたいんだろうか(実際に最近もネットサイン会で音楽じゃない部分にめちゃくちゃお金を払わせてる事にうーん…っていう気持ちわるさはあるし、でもアイドルという職業は音楽だけで成り立つ仕事では無いというのもわかってる。のでいつかライブができるようになったら恩返しさせてください)。
でも、やっぱりこの情けない生活苦の現実も全て表現にしたいと思った。
理由を問われれば、くぴぽだから。
私はくぴぽのまきちゃんだから。服部真希だから。
こうやって生きてきたのに何を今さらスタイリッシュに生きようとしてるのだ。
私が影響を受けた人たちはみんな恥部を晒しながら自分に正直に真っ直ぐ生きていたじゃないか。
やりたい事をやる為に揺れ動く感情と闘いながら全てを犠牲にしたり時にはできずに壊れたりしてその人間らしさに感動して自分の中にある汚さと綺麗さを見つける事で自分も生きていけるのかもしれないと思いを馳せたではないか。
お金も大事だけど、とにかくやっと長年逃げ続けてきた文章を書く理由ができた事にすごいワクワクしてる自分がいる。
失敗してズッコケたらそれはそれで痛快だ。
その時は「お前風情が調子乗ってんじゃねーよ!バーカ!」とボールを投げてほしい。

お金を払う価値のある文章ってどんな文章なんだろう。
今まで色んな文章を読んでみたが必ずしも文章が上手な人が評価される訳では無さそうだ。
小説家見習いよりバカ丸出しアイドルの文章の方が需要があるのが現実だ。
結局、どんな人間が書くのかって事が重要なのかもしれない。
面白い文章を書くには面白い人間にならなくてはいけないって事だ。
こういう職業をしてる事で優しいお客さんに囲まれてる事もあり得な部分はあるだろうとは思う。
しかし私がする全ての表現や生活や性格が地続きなら1秒1秒生きていくのに息を吸うのも気が抜けやしない。
この前とあるアイドルに「コンプレックスを個性にできるのがこの職業だよ」と偉そうに言ってしまった。
そういえばしばらく忘れてたが「悲しみや苦しみは全部ネタにする」が私の人生のテーマだったはずだ。
最近、理由がどんどん後付けで追いかけて来る。
それが前は恥ずべき事だと思っていたが、今はそっちの方がいい感じだなと思う。

長ったらしい言い訳、ごめーん。
でもこんな言い訳が無いと自意識過剰が邪魔して一生このチャレンジができないと思ったので。
生きる理由が1つできて良かったです。
いつも文章をよく見てくれて好きだと伝えてもらえるだけでもちろん生きる理由になってるので♡つけてくれるだけでもとっても嬉しいです。
長くなりましたが、余裕のある人はサポートしてくれたら嬉しいです。

あと今後まきちゃんに会った人はまきちゃんお金マジで無いのでご飯奢ってください!!!!(こういうのは遠慮せずに言える)

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