見出し画像

アラフォー女性のリアルな悩み10!

『話=何かお悩みのことでも?』と思うほど。退職してから、30代・40代・50代の女性と話をする機会が多くなり、同じほど悩みを聞く機会と、聞く悩みの幅が増えまして。

悩みが複雑化するアラフォー世代

ざっと悩みを並べると【お金・夫婦関係・人間関係・子育て・妊活・仕事・美容・健康・時間管理・趣味・住まい・義家族・将来】。

全部じゃん、と言われそうだけど、ホント全部なの!しかも、悩みは細分化されているというより重なり合っている。もちろん、置かれている環境や悩みの要因も様々。己の肉体・家族・社会生活・時代背景における課題が絡み合って複雑化し、結果として“全部”になってるように感じてます。

アラフォー女性の悩み10!

ということで、とりわけよく聞くアラフォー女性の悩み10を順不同で列挙してみましたよ。周囲は30歳を超えて結婚した方が多いので、悩みの内容に偏りはありますが。【対象:既婚女性 子どもの有無:関係無】

1:とにかく時間がない(ワーママ断トツの悩み)
2:今後のキャリアどうする(キャリアップor維持・働き方・転職・副業・夫の仕事とのバランス)
3:慢性的疲労感(体調良い日は、月3日しかないよ)
4:そこかしこに感じる老い(髪・歯・シミ、今までつかなかった箇所へのぜい肉など、美容の悩みともいう)
5:パートナーとの関係性(会話やSEX頻度)
6:妊活(何人?いつまで?不妊治療はどこまで)
7:育児全般(体調管理・教育費・育児方針)
8:両立問題(仕事×育児・仕事×介護など)
9:実家・義家族といった親族との距離感
10:将来に対する不安(漠然としたモヤッから、お金・老後への不安)

それぞれの悩みを分析。解決の一歩をクリックして探ってみて下さいね

アラフォー女性が抱えやすい悩み10!を挙げてみましたが、当てはまりますでしょうか?
続けて、悩みに対して、あるある3つの原因・事例・解決策への第一歩について、気になる悩みがあれば、クリックしてみて下さいね。

1:とにかく時間がない

男女・年齢・状況問わず、現代の圧倒的大多数の人が抱える悩みです。
が、圧倒的にワーママから聞く声が多いのが、時間の無さ。

【よくある3つの原因】
①時間管理の問題
②絶対的に時間が不足
③低い生産性

【こんな事例】
①特別何かをしているわけではないのに、時間がないない。と感じる方は、現状認識ができてない、使途不明時間が多いパターン。
ワーママあるあるパターン。子育て(とりわけ幼少期)中の場合、時間管理を徹底していても、数年間は絶対的に時間不足になりやすい。例えば家事。パートナーと協力、時短家電・家事代行に頼っていたとしても、やることが一時的に激増し負担大になる。
③苦手なことに時間を割きすぎていたり、慢性的疲労から生産性が下落し、無駄に時間を使うパターン。

【解決への第一歩】
①費やしてる時間と内容の見える化!3日間だけ自分のやってることと時間を書き出してみましょ。
②使えるリソースは全部使えてますか?パートナー、両親、時短家電、シッター、ママ友などを巻き込めてるか確認してみてください。もしくは、今が一生続くわけではないと認識することも一つの手です。
③時間管理以外に問題はないですか?例えば、疲れ、以前できたのにできなくなった、○するには~べき論を持ちすぎてないか、自分だけで抱え込んでないか。などを探ってみて下さい。

2:今後のキャリア、どうしよう

キャリアと一言でいっても幅広いですよね。転職・副業・キャリアアップなのか、維持するのか。職場の人間関係や目の前のキャリアから、いつまで働けるのか、業界や情勢への不安、家族全体でのキャリア形成をどう捉えるかなど。人材業界に長く身を置いていた人間としては、キャリアの悩みだけで悩み10!が作れそうですが3つに絞ってみてます。

【よくある3つの原因】
①不確定な将来への不安感
②働き方の問題
③家族(夫婦)としてのキャリア

【こんな事例】
①いつまで働けるのか、金銭面の余裕はあるかなど、悩みは色々あるように見えても“将来”どうなるか不確定要素が多いことに不安を感じるパターン。
②何か変えたいと思っている。例えば雇用形態変更・異動・転職・副業・起業など、選択肢自体は分かっていても行動できず、現状ままのパターン。
③夫婦どちらのキャリアも大切。10~20年の長期的視点で考えた際、どちらかがキャリアダウン・維持をしながら、どちらかはアップを試みるなど、家族での全体最適を得られるようにする事例。

【解決への第一歩】
①現状ままで進んだ場合、理想の場合を見える化してみること。
②何に問題を感じてるのか、理想の働き方はどんな状態かの洗い出しをしてみること。
③夫婦で、将来のライフプランのことだけを話しあえる時間を設けてみる。

3:肉体の慢性的疲労

“以前より疲れやすい” “体がだるくて重い” “肩や腰は痛いのが通常運転” “イライラする”と、万事疲労感に苛まれる。体調の良い日は、月3日ほどしかない。睡眠時間の確保や、入浴・リラックスを心がけてるのに、一向によくならない。そんなこと、ありません?

【よくある3つの原因】
①肉体(筋肉)的疲労
②精神的疲労
③ホルモンバランスの乱れ

【こんな事例】
①仕事・家事・育児・介護に伴い、肉体的疲労パターン。自己認識している体力と、実際のキャパシティとにギャップがある(無理してる)パターン。なお②と連動しやすい。
②諸々のストレスから、自律神経の乱れによる疲労パターン
③原因不明な慢性的疲労パターン。更年期、ゆらぎ時期の始まりであったりする。

【解決への第一歩】
①どこが疲れているのかが分からなくなっているので、まずは“ゆるめる”
②何にストレスを感じているかを吐き出してみること。また、中医学等で自身の肉体的特徴を調べてみる。
③肉体的疲労以外の原因を疑ってみるために、不安・不満に思っていることを書きだしてみる。何も出てこなければ、更年期に入ったかもしれないことも視野に。

3の悩みは、睡眠・食事・入浴・運動といった生活習慣の改善アドバイスや対処療法はいくらでもある。が、明確な病気と違い、放置されることが多く、40代後半以降一気にガタがくることもあり注意です。

4:体のそこかしこで感じ始める老い

髪、歯、シミ、たるみ、今までつかなかった箇所についてしまった贅肉など、30代前半までは感じたことのなかった“老い”を、感じ始めるのがアラフォー。7の倍数の35歳、42歳は要注意。肉体の慢性的疲労と通じるものはあるが、目に見えてはっきり分かる“老い”は、美容面からも放置できない。

【よくある3つの原因】
①食事・運動・睡眠等の生活習慣の乱れ、基礎代謝の低下
②女性ホルモンの低下
③遺伝的要素

【こんな事例】
①ちょっとした不摂生で、ぜい肉やたるみといった体型の崩れ、歯ぐきが弱くなるなど、今まで気にならなかったような箇所に問題が生じる。かつ、悪化したものが元に戻りにくい。
②パサつく髪やシワなど、カラダ全体から潤いがなくなり、かさついたり、メイクののりが悪くなったり。生理周期が以前より長くなる。
③若い頃、親から“家系的に○には注意しておいた方がいい”と言われていても気にしてなかった問題(髪・体型・体調)が、噴出してきて、親に似てくる。

【解決への第一歩】
①睡眠の質の向上。睡眠、食事、運動といったメインの生活習慣の中で、一番簡単に変化させやすく、効果が出やすい。
②100点満点の状態を目指さないと決める。美は維持できるし、老いを遅らせることはできても、少しずつ変化はしていくから。
③遺伝的要素で問題を、改めて認識すること。実感しはじめるまでは、気にせず放置しやすい。

3の慢性的疲労と、4の老い・美容の悩みについては、すべての項目について、瞑想やヨガ、体操といった身体と心を“緩める”ことを推奨したいです。

5:パートナー(夫)との関係性

身近な人に本音を相談しづらいのがパートナーとの関係性じゃないでしょうか?愚痴を言う相手はいても、解決につながらず、同じような悩みをぐるぐる考え続けている。

【よくある3つの原因】
①会話の話題が単調で画一的
②夫の優先順位が下がる
③相談することにハードルが高い

【こんな事例】
①夫との会話は、お金か、子どもの話か、ワンオペ家事についてか、目の前の問題に終始とどまりがち。
② ①と同様、他に解決すべき事柄があり、夫と向き合えてない
③分かりやすいのはSEX問題。セックスレスとか相談しづらく、しなくていいやとなりがち。ネットや雑誌に情報はあるけれど、いざ誰かに相談しようとする際、相談できる相手がいない。

【解決への第一歩】
①“本当は話をしたいけど、話せてないこと”を箇条書きで書き出してみる。
②“夫と向き合えてない”と感じている時点で、向き合いたいなにかがある。そのことを明確にする。
③目の前で問題になっている事柄そのものでなく、その原因や理由を洗い出してみる。

6:妊活(何人?いつまで?不妊治療はどうする)

30歳を超えて結婚した女性が周囲に多いからこそ、アラフォーの悩みとして挙げられる項目、かつ切実な悩みです。

【よくある3つの原因】
①リミットはあるものの、年齢・費用面とも明確な限度を決めづらい
②“子どもは授かりもの”の言葉もあり、不妊の原因が分かりづらい
③治療や、取り組みの効果実感を得づらい

【こんな事例】
①パートナーとも相談をして、42歳まではがんばろう!不妊治療は人工授精までにしよう。と決めていても、明確に限度や期限や区切れない状態。
②よく言われる、食事・睡眠・栄養素の摂取、冷え予防など取り組んでるにも関わらず、結果につながらないまま、原因も不明
③“子どもを授かれた”以外の結果に、満足を得られにくくモチベーションの維持が難しい。

【解決への第一歩】
①区切れないと感じるのは諦められないから。今までと逆のことを試してみることで、自分の気持ちを把握する。
②病院でも原因は○○と断定的に伝えてもらえません。もし、前進していると感じられないのであれば、一度“妊活のため”と思ってやっていることを止めてみませんか。
③妊活に向けていた時間や意識を減らして、モチベーションを維持しないこと。
どのパターンであったとしても、ストレスが減ること、妊活への意識を減らすことが第一歩だと信じてます。

7:育児全般(体調管理・教育費・しつけ等の方針)

子どもの成長に伴い問題が変わってきますが、幼児期の子どもを持つ女性に多い悩みを挙げています。

【よくある3つの原因】
①身体・精神的疲労
②金銭的不安
③パートナー(加えて両親)との価値観の違い

【こんな事例】
①体力的な疲労感はもちろんだが、一人になれる時間がないことで、疲労が回復しない。リフレッシュできてない。
②子どもが何をしたいか、どう進学するかによって大きく変わる教育費。できれば好きなコトはさせてあげたい、という想いから、予想教育費を大きく見積もり、不安が増えているパターン。
③育児方針の違い。夫婦それぞれの育ってきた環境に影響を受けることが多く、“のびのびさせたい・早期教育させたい”など相容れない。

【解決への第一歩】
①ホンの1.2時間だけでも、外で一人になれる時間をつくってみる。
②現状のプラス面を過小評価し、不安を過大評価してる場合が多いため、現実的に必要な分を見える化してみる。
③二人で話せる時間の確保。“お互いがどうしたいかの方針”の前に、どんな教育を受けてきたかを話してみる。

8:両立問題(仕事×育児、仕事×介護など)

女性の社会活躍、核家族化といった変化に伴い、「両立するのが当たり前」になりつつあるのが、この悩みの痛いところ。育児の悩みが落ち着いたと思ったら、介護の問題が出てくるタイミングだったり、長く続く両立問題。

【よくある3つの原因】
①リソース不足
②体力不足
③使える制度と実態の乖離

【こんな事例】
①パートナーの仕事が多忙で、実家(義実家)も遠方。時短勤務をしたり、パート勤務に変えたり、シッターを利用したりしたとしても、絶対的に時間が足りない。(1の悩み:とにかく時間がないパターンと同様)
②仕事だけ、育児だけ、介護するだけでも体力が足りないと思うのに、両立なんてどうやってするのという状態に陥るパターン
③育休・時短・介護休暇など制度としてはあるが、制度を使えない。

【解決への第一歩】
①使えるリソースは全部活用できてますか?パートナー、両親、時短家電、シッター、ママ友などを巻き込めてるか確認してみてください。
② ①のように、リソースを活用できているか確認することも必要ですが、そもそも本当に両立する必要はあるのか。と立ち止まってみるのはいかがでしょう?
③制度を使えてないのか、制度だけでは足りないのか?制度を活用できたら、本当に解決できるのかを考えてみる。

9:実家・義家族といった親族との距離感

同居に関わらず、遠方でも悩みにあがる親族問題。あるあるのお悩みというより、個別差の大きい悩みだなぁと感じてます。

【よくある3つの原因】
①距離(精神的・物理的どちらでも)が近すぎる
②価値観の押しつけ
③関わる人の人数が多くなる

【こんな事例】
干渉頻度と度合いが大きい。“何食べてるの?”“子どもの教育はどうするの?”と、とにかくアレコレ言われる。
②“私たちの時代はこうだったから~” “せっかくの正社員での働き方、辞めるのもったいない”など、価値観を押しつけられる
③実家・義理の親だけでなく、姉弟、いとこと対象も多くなり、その上で比較される。

【解決への第一歩】
①接点をとる回数・時間を減らして、まずは距離をとってみる。
②価値観の押しつける言葉の裏には、何を伝えたいのかを探ってみる。
③どこまでの人と、どの程度つきあっていきたいのか、自分の想いを見直してみる。

10:将来に対する不安(漠然としたモヤっ・お金・教育・老後に関する不安)

未知なるものへの不安と、残された時間が見えてきた時に、自分は何も残せないのではという不安。また、お金に関する不安の相談事は多いのですが、悩み10に“お金”の項目を入れてません。“今より今後”の不安に集約されるからです。

【よくある3つの原因】
①お金に対する不安
②何もない自分に対する不安
③老後に対する不安

【こんな事例】
①子どもの教育費が今後どれだけかかるか、仕事がいつまでどんな風にできるか、病気や老後必要なお金を考えた時の、不確定要素の多い金銭的不安。
②家族の状況や、仕事でのポジション、ライフスタイルなど個々で差が大きくなる世代。なぜか周囲と比較して、“自分には何もない”と思ってしまう。
親の老後問題を目の当たりにし、自身の健康や家族についても不安が出てくるパターン。

【解決への第一歩】
①不確定要素に不安を感じやすい。現状のままの場合と、最大必要になる場合を見える化してみること。
②比較してしまう相手の何を憧れたり、妬んだりしてみるのかを吐き出してみる。
③目の当たりにしたことで、何に不安を感じているのかを洗い出す。

さて、10のお悩みで3パターン挙げてみましたが、いかがでしょうか。



悩みをゼロにする必要はないし、ゼロにはならない。

よく聞くお悩みだけでも10個。事例を3つずつ取り上げたとしても、30個の悩みが出てきました。難題で、かつ複雑化した悩みを、ゼロにしようとすること自体、悩みが増えそうです。
実際は、自分である程度ストレスもコントロールできるので、悩みをゼロにする必要はないですし、多少ストレスがかかってるくらいが、ちょうど良い気がしています。

悩みに優先順位をつけて、うまく付き合っていく

色々な悩みを書き出してみましたが、悩みが単発で存在することはないですよね。ただ悩みを整理して、どの点に手をつけるか、変えていくか優先順位を考えて進める必要はあります。手をつけたものの、効果が薄いものと大きなものはありますし。

ここまで書き出してみて、
悩みはゼロにならないし、ゼロにする必要性もない。悩みに優先順位をつけて、うまくお付き合いをすることが最善の策ではないかなという結論に辿りついています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?