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家族での初登山はコントでした

準備万端!7時すぎに出発。
待ちに待った愛宕神社@京都へのお詣り登山。登山の計画が決まってから、事前に3度もnoteに呟いている。

正直なところ、先日終えた七五三より楽しみだった。

家族3人で何か初めての体験をする。
これが一番好き。

登山初心者のため、子どもを背負うためのベビーキャリア、スティックをレンタルし、栗をたくさん剥いて栗おにぎりを作り、焼き芋もつくる。アクセス、ルート、時間もばっちりだ。

橋を渡ってスタート地点へ

登山口に到着すると、紅葉まっさかりで眼福!テンションの高さが写真からもうかがえる。(いつになくハイテンション)

レッツゴー


しかし!
スタートして100m歩いた頃だろうか。すでに夫の様子がおかしい。あまりに足取りが重いのだ。明らかに無理そうな表情と歩み。娘を背負っての登山は無理なのか・・・と見てみると、

『リュックがフィットしてない』

足元は悪くないが大木が倒れていたり

昨夜、夫用に長さを調整したのが、伸ばしすぎて合ってないのだ。ごめん!フィットしないまま10キロ近く背負って歩くなんて無理。とにかく再度調整しようと言うのに、

「一歩でも早く歩みを進めたい」という夫。

“意見聞けやーー!!!”

と心で叫んで進む。自分が正しい彼にとって妻の意見なんて眼中にない。スタートして10分で険悪モード。早々に立ち止まるので、バトンタッチ。

“やっぱりフィットしてない・・・”

娘も歩くと言いだすし、じゃあちょっと歩こうと坂を上っていると、突然。



「靴底取れた」

ん?なんか言った?小さい声がする。でもさ、目には飛び込んでくるんですよ、ベロンとはげた靴裏が。

ちょっと取れたレベルじゃない

おわったー!

終了のゴング。リュックの話どころじゃない。普通に歩くのも無理。

因みにね、愛宕山は登るまでに看板が出ていて、40個あるの。1/40、2/40とどのくらい進んでるかが分かるようになってるんだけど

われわれ、4/40。
1合目。最初の休憩場所にすら着いてません。


もっと進んでからじゃなく、早めに取れて良かったよね。引き返せない。

上に行くと登ろうとする娘。
後姿がすでに悲し気な夫。
どうにかなるのだろうかと考える妻。
そして彼の言葉が反芻する。

登ろうとする人がひとり

「俺、絶対まきにイライラするもんね。気も利かず一人でお茶とか飲んでそうだし。運動不足大丈夫?!」


どの口が言ってたんですかねーー!!!!

苛立ちの矛先は「写真撮って♪」に変換。普段、写真撮るのとかメンドウという夫だが、今日ばかりは何も言わず取ってくれる。だって、このまま終わりって寂しいもん。
気力があり余ってる。

登山終了、朝10時!
背中が寂しすぎるのは気のせいか。

さよなら、さよなら、さよなら〜

スタートから1時間。日が高くなってきて美しい


靴底とさよならをし、近所の大覚寺へ。

お寺には入らず池の周囲を散策

「おやまいくー」と、お山が終わったことも気づかぬ娘とともに、池を散策。山に登らずとも十分だね。

映えるリフレクション

で、そろそろお昼を食べようかと腰を下ろそうとすると

『大覚寺内、飲食を全面的に禁止してます』


何もみてませんでしたー


そして我々3人、高級住宅街の中にある、さびれた小さな公園まで歩き(完全なる不審者)、ひっそりシートを敷き、持ってきすぎたお昼を頂いたのです。


夫よ、ネタの提供ありがとう!

さて、リベンジ登山なるか。
乞うご期待。

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