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わたしとゲーム音楽【涼しくなれるドラクエ編】

毎度毎度、noteの内容がはげしく変わるわたしです。
だいじょうぶですか?
みなさんついてこれてますか?
いいんです、わたしもよくわかりません。

まあとりあえず今日は暑いし、つめたいお酒でも一杯やりましょう。
いつものような長い文章は一休みして、今宵は”聴いて”もらえたらと思います。

わたしね、じつはピアノをたしなむゲームオタクなんです。
ゲームしていて、好きだなー、いいなー、と思った曲は聴くだけじゃなくて弾きたい。
自分のものにしたい♡と思ってしまいます。
で、しこたま練習します。
それでイケてる感じになってきたら、録音します。

そんなわけでとりあえず聴いていただきたいと思います。
演奏はわたくし。
音楽はいわずもがな、大作曲家すぎやまこういち大先生です。

※大人としてのお約束で、この記事のさいごに権利関係をひょうじしますのでお見知りおきください。



1曲目はドラゴンクエスト8の曲で、「つらい時を乗り越えて」という曲です。
正直わたくし、ドラクエ8の物語のうち、どの場面で ”つらい時を乗り越え” たのか、ちーとも覚えておりません。
なのでこの曲は、ドラクエ10でリバイバルされたときの記憶を思い返しながら弾いています。

ドラクエ10では、アストルティア、レンダーシアにつづく3つめの物語、ナドラガンドのおはなしでBGMとして使われた曲です。
ナドラガンドが危機に瀕していたときには、もっとこう、不幸なムードの音楽が流れていたのが、問題を解決したあとに街を訪れるとこの曲が流れるようになっています。
そのせいか、今聴いてもなんだかほっとする1曲です。

酷暑の今なら、夕涼みしながら聴くと、ちょっといい感じにまどろめるんじゃないかなあと思って紹介しました。
ちなみに私はお酒はあんまり飲めないのですが、濃い目にしたカルピスに、泡盛をほんの少しだけ入れて飲みたいです。

2曲目はドラゴンクエスト4で船に乗ったときの曲です。
ドラクエシリーズでは船に乗れるようになると専用のBGMが流れますが、軽快で弾むようなワルツだったドラクエ2、3と対照的に、4以降は印象派寄りの大人っぽい曲が多くなっているようです。

この曲「海図を広げて」も、序盤では比較的メロディラインが明快ながら、中盤以降は波の上で光が色を変えながら踊っているかのような、印象的な表現をしています。
とても変化に富み、弾くたびに新たな発見がある曲だと思っています。

思えば幼少の頃わたしがドラクエの虜になったのは、やはり音楽が突き抜けていたからだったのではないかと思っています。
そのころピアノのおけいこに夢中だったわたしは、バッハのインベンションという、超弾きづらくて難解な曲集と格闘していました。
マジでピアノ学習者の半分を辞めさせるのはハノン、残りの半分はバッハといってもかごんではないでしょう!

けれどある日、友人がプレイしていたドラクエのお城の場面で、バッハにそっくりな対位法を使ったBGMが流れていたのを耳にして、「何だこのゲーム…!音楽が本気…!!」と衝撃を受けたのがはじまりです。

当時のゲーム音楽は、プログラマーさんが、言ってしまえば ”ついでに” 作るピコピコ音がほとんどでした。ここまで本格指向のクラシック音楽をぶち込んできたタイトルは、ドラゴンクエストが初めてだとも言われています。

すぎやま先生はドラゴンクエスト1の楽曲を制作するにあたって、「クラシック音楽じゃなきゃ僕、作曲しないもんね~!べろべろば~!」ぐらいのことを仰ったというのは今でもよく耳にする話ですが(べろべろばーは誇張)、今思えばすぎやま先生がクラシックにこだわったことこそが私を、いや世界の多くの人びとをドラクエに結びつけたのではないかと思います。

【使用した動画について】
・演奏 わたし
・音楽 すぎやまこういち大先生
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