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確定申告しないと損する人の見分け方 3ステップ

令和5年分の確定申告がはじまりましたね。

「アルバイト収入だから関係ない」って思っている大学生や高校生のみなさん。
「年金収入だけだから関係ないでしょ」ってお考えのみなさん。

じつは、確定申告するだけで、税金(所得税)が戻ってくる場合があるんですよ!!
「確定申告」って難しそうに聞こえるかもしれませんが、お給料や年金だけの収入なら本当に簡単なんです!

私も、10年以上前のことなんですが、「大学生の時に確定申告をしておけば!」って、いまでも思っちゃいます…


今回はまず、本当は払わなくてもよかった税金が戻ってくる人の見分け方を3ステップで簡単にご紹介しますね。

ステップ① 源泉徴収票を用意する
ステップ② 源泉徴収票の「源泉徴収税額」欄を確認する
ステップ③ 令和5年中の給与収入額(または年金収入額)を確認する

たったこれだけで、税金が戻ってくるのかどうかが分かるんです。
では、ひとつずつチェックポイントを見ていきましょう!



ステップ① 源泉徴収票を用意する

源泉徴収票というのは、昨年末や今年のはじめにアルバイト先から渡されるもので、令和5年中(令和5年1月~12月末)に受け取った給料の額などが書いてある書類です。

年金収入の場合は年金支払者、たとえば国民年金なら厚生労働省から、ハガキで送られてきます。

もし、「アルバイト先から受け取っていない」のであれば、勤務先にお願いすれば発行してもらえます。
また、失くしてしまった場合も再発行してもらえるので、お願いしてみましょう!


ステップ② 源泉徴収票の「源泉徴収税額」欄を確認する

源泉徴収票には、いろいろな記載欄があって、ややこしいですが、ここでチェックするのは「源泉徴収税額」欄です。
お給料の場合と、年金の場合では書いてある場所が違うので、次の画像を参考にチェックしてみてください。

お給料の場合
年金の場合

この「源泉徴収税額」欄に金額が書かれていると、お給料や年金から税金が先に支払われていた(いわゆる「天引き」ですね)ということで、確定申告すると税金が戻ってくる可能性があります。

※「源泉徴収税額」欄が0円だと、所得税は支払っていなくて、確定申告しても戻ってくる税金はないので、申告する必要はありません。
ただ、申告すると住民税が安くなる場合や、確定申告しないといけない場合もあるので、それは別の記事でご紹介しますね!


ステップ③ 令和5年中の収入額を確認する

令和5年中に受け取ったお給料が103万円以下だったら、確定申告すると「源泉徴収税額」欄の全額が戻ってきます。
2か所以上の会社でアルバイトしていた場合は、それぞれの勤務先の源泉徴収票を合計してくださいね。

年金収入だけの場合だと、65歳以上の方は158万円以下、65歳未満の方は108万円以下だったら、確定申告すると「源泉徴収税額」欄の全額が戻ってきます。


どうでしたか?
払わなくてもいい税金があるのか、確認できましたか?

ステップ③に当てはまらなくても、一部の税金が戻ってくる場合もあります。
また、健康保険や国民年金を支払っている方、生命保険に入っている方なども税金が戻ってくる可能性が高いです。

そんな方はどんな方なのかや、確定申告の仕方についても、少しずつこのブログでお知らせしていきますので、また見てくださいね!

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