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2023年:私的ドラマTOP9

毎年「私的映画TOP10」をnoteに書いていますが、今年はドラマにもかなり熱中したので、纏めてみたいと思います!
リアタイ視聴が難しいことが多いのですが、TVerやNHKプラスのおかげでドラマを追えています。ありがたや…!

映画とドラマ含めて、2023年は役所広司さんに始まり、役所広司さんに終わる一年だった気がします…素晴らしい演技を存分に堪能できて、ほんっと幸せだー!(今年の映画TOP10は年末に書きます!)



「ブラッシュアップライフ」

放送期間:2023年1月8日〜3月12日

『ブラッシュアップライフ』は、2023年1月8日から3月12日まで、日本テレビ系「日曜ドラマ」枠にて放送されたテレビドラマ。主演は民放プライムタイムの連続ドラマ初主演となる安藤サクラ。 バカリズムが脚本を担当する、不思議な日常を描くタイムリープ系ヒューマンコメディ。

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最初は松坂桃李さん目当てで見始めたのですが、安藤サクラさんがすんごい!良い!
バカリズムさん脚本の作品をちゃんと観るのは初めてだったのですが、隅々まで緻密で、笑いと驚きが詰まっていて、濃密ですね…!
最終回のラストシーン、1話目からしっかり追ってきて良かったなあとじんわりしました。これが尊い…ってことか…!と。
本当に、最高のエンディングでしたね。
そしてこの作品で安藤サクラさんに本格的にハマってしまって、「BAD LANDS」で心臓鷲掴みにされました。かっこよすぎる…!!!


「うちの弁護士は手がかかる」

放送期間:2023年10月13日〜12月22日

スター女優を育てた芸能事務所の元敏腕マネージャーが、超エリートなのにどこか不器用でポンコツな新人弁護士に振り回されながらパラリーガルとして奮闘する、育成型リーガルエンターテインメント。

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ムロツヨシさんを好きな同居人が夕飯中に観たい!と言い出したのがきっかけでした。ムロツヨシさん&平手友梨奈さんのバディ物っていうのはなかなか興味深い取り合わせだな…というのが第一印象でした。
ドラママニアのムロさんのキャラがめちゃくちゃ良い!ツンデレの権化みたいな平手さんもめっちゃ良かったです。回を重ねるごとに尊みが増す杏先生…ッ!
香澄法律事務所の面々も味わい深くて良かったな。
あとコーディネートも可愛かったですね。杏&蔵前が2人ともリュックタイプの革鞄だったの良き。そしてラストシーンはめちゃくちゃ遊んでましたね笑 面白かった!


「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」

放送期間:2023年5月14日〜7月16日

これが令和の新しいホームドラマ!
作家・岸田奈美さんが自身の家族について綴ったエッセーを原作に連続ドラマ化!

ベンチャー企業家だった父は急逝し、母は突然車いすユーザーに。弟はダウン症、祖母はものわすれの症状が…。岸田さんは、そんな家族をめぐる、「楽しい」や「悲しい」など一言では説明ができない情報過多な日々の出来事を、笑えて泣けて考えさせられて、心がじんわりあたたかくなる自伝的エッセーに。SNSで瞬く間に広がり人気を集めました。
ドラマでは、岸田さんが紡いだエッセーに、ご家族や関係者への取材によるエピソードや、独自の視点での脚色を加え、全10話で放送します。

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岸田奈美さんのファンなので、ドラマ化は楽しみ…な一方で、果たしてどうなるんや?と思ってたんですよね。限りなくノンフィクションに近い物語。
でも1話目を見た時、岸本七実役の河合優実さんが、もう、めちゃくちゃ魅力的で、すっかりファンになってしまって。
岸本家も、友達のマルチも、配達員のお兄さんも、ほんと皆、素敵な演者さんでした。特に錦戸亮さん演じるお父さんの存在が味わい深くて、良かったな。
こんな余韻のドラマ、史上初だなと思います。現実とリンクしていて、これからもずっと岸本家は続いていって。大丈夫なことも、“もうあかんわ”なことももしたらあるかもしれない。でもそういう家族を、そしてもしかしたら観ている私たちもいつか“あかんくなる”かもしれないけど、“大丈夫やで”と言ってくれるようなドラマ…唯一無二ですね。NHK総合でも放送してほしいな。


NHKドラマ10 「大奥」

Season1:2023年1月10日〜3月14日、Season2:2023年10月3日〜12月12日

Season1:若い男にのみ感染し、致死率80%に及ぶ奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」が蔓延し、男の数が激減した江戸時代。男子の多くが、種馬としての人生を送っていた。一方、女は労働を担い、将軍職も女へと引き継がれていた。そんな中、貧乏な旗本の息子・水野祐之進(中島裕翔)は、幼馴染・信(白石聖)との結婚を諦めようと、大奥入りを決意。そこで、8代将軍・徳川吉宗(冨永愛)から最初に声がかかるのだが…。

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Season2:
―この国から赤面を駆逐してほしい―
8代将軍・徳川吉宗の死よりおよそ20年後。彼女の遺志を引き継いだ若き医師たちは、理不尽な権力・悪にも抗いながら謎の疫病『赤面疱瘡』撲滅の道を地道に切り拓いていく。その結果、男子の数は増え始め、ついには150年ぶりに男将軍が誕生するまでの世へと紡がれていった。しかし、世の舵を男が取るようになってから、世は再び乱れ始め、女将軍が復活していく。そして―開国、攘夷、大政奉還、江戸城無血開城-と時代は大きく突き進んでいき、徳川という時代の幕引き、ついには“大奥”の終焉を迎えていくのであった。

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いやー最高でしたね…!原作ファンを唸らせるキャスティング。出演者が発表される度に「うおおおおそう来たかー!最高ッ!!」と悶絶していました。No.1はやっぱり8代将軍・吉宗公を演じた富永愛さんですね…原作をまったく知らない母もメロメロになってました。馬で海辺を駆ける暴れん坊将軍…!!
Season1,2を通して、福士蒼汰さんの存在感も光ってましたね。本当、ハマり役でした。
「100カメ」で見た美術の舞台裏も良かった。NHKの本気を見た。衣装は大河越え!?凄まじいですね…本当にクオリティの高さが大河ドラマ並みでしたもん。これが大河で良いんじゃない!?と何度も思ったけど、正史だと勘違いされたらあかんか…と我に帰る日々。
脚本も素晴らしかったです。season2の家定公&胤篤や、家茂公&和宮のエピソードも、本当に原作が好きすぎて、でもどう尺に纏めていくんだろう?と少し不安もあったのですが。
原作で印象深いエピソードがカットされていても、ふとした瞬間にそれを彷彿とさせる画があって、「原作が大事にされてる…(涙)」という場面がいくつもあったな。と思い出させてくれるnoteでした。



「VIVANT」

放送期間:2023年7月16日〜2023年9月17日

「敵か味方か、味方か敵か―冒険が始まる。」堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、日本を代表する超豪華俳優陣が集結!!前例のないエンタメが今夏幕を開ける!“限界突破! アドベンチャードラマ”始動!

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最初「敵か味方か…」のコピーを見た時、正直(何言ってんだ…前時代的な)と思ってたのです。ほんとすみません。ほんまに敵か味方か、味方か敵か!?って感じだった!!
最高だったなあ…毎回、何度も見返しました。夢中でした!
初回放送が始まるまで、本当に何の情報もなくて、開始早々に突然「スーツ姿で砂漠を彷徨う堺雅人」の姿を観た時はなんだこれ!?とたまげました。そして小学生の頃にジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」を読み始めた時のワクワク感に似た感覚を、たしかに感じたんですよね。
キャスティングも、映像も美術もロケーションも、スケールが映画並みの豪華さで、日本のドラマやるじゃん!!!と思いました。でも映画じゃダメなんですよね。毎週日曜の夜にTV放送されるドラマだから良かったんですよね。毎週の阿鼻叫喚(笑)と考察、楽しかったなー!
松坂桃李さんがなかなか出てこなくてヤキモキしたのも良い思い出です。堺雅人さん&役所広司さん&二宮和也さんとの演技合戦、痺れたなあ…異空間でしたね。
4話と7話は吃驚しすぎて叫びっぱなしでしたね。本当に楽しかった!!!


「下剋上球児」

放送期間:2023年10月15日〜12月17日

『下剋上球児』は、2023年10月15日から12月17日までTBS系「日曜劇場」枠にて放送されたテレビドラマ。主演は鈴木亮平。 現代の三重県の架空の高校弱小野球部を舞台にして、学校や地域・家庭・自分自身の問題を抱える登場人物の愛と夢を描く娯楽作品。

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我ながら、ここまでハマるとは思ってなかったのでびっくりです。ポップアップストアまで行くほどハマるとは…

仕事終わりに駆け込んだMBS。目当てのグッズは完売だった…

野球観戦は好きだけどプロ野球ファンで、高校野球はそこまで詳しくないし。「VIVANT」ロスが激しかったので、世界規模のスパイ物×超ベテラン俳優揃いの「VIVANT」→三重から甲子園を目指す若手俳優揃いの高校野球もの、というギャップが凄すぎて、正直、観るかどうか迷っていました。
でも「アンナチュラル」「MIU404」「最愛」の新井順子P×塚原あゆ子監督だし、1話目位は観ておくかなあという気持ちで…初っ端から度肝抜かれましたね。高校野球ものなのにサスペンス風味の「次回へ続く」が不穏すぎて気になりすぎて。
あと毎回(ちゃんと野球してるな)と感心してたのですが、「下剋上セレクション」を観て納得しました。ガチで野球してた演者さん達が集まってたんですね!
試合シーンの演出も、毎回、本当に最高でした。広角をうまく使ったアングル、アニメをワンショット挿入することで体感値に近いスピード感を演出できるんだなあと惚れ惚れしていました。野球の試合シーンを“ドラマ”にするのって難しいんだな、こんな風にするとテンポ良くスピーディに魅せられるんだな、と改めて実感しました。

そして最終話は隅から隅まで最高すぎました。

最終話(2023年12月17日放送)メモ
  • おじいと翔くんを見ていたら、自分と祖母のことを思い出してしまって涙。絶対に愛されている、何があっても一番に考えてくれると思える、信じられる存在がいるって幸せなことだなあと…

  • 久我原君!スピードスターにしてムードメイカー!周東ばりの俊足!準決勝で病院行きになった彼が果たして決勝でベンチ入りできるのか不安だった。最高の役割でした

  • 円陣からのタイトルバック、最高なんよ演出が!流石の新井P×塚原監督…!

  • 「つながれ!」のモノローグに胸熱…「つなげてやる!」よりも“強さ”を感じて胸が熱くなる。1人の力じゃなくて、根底に“仲間のために”という想いがあることが、自分の力を遥かに超える120%のパワーの発露と、結果を呼び寄せる瞬間に繋がるんですよね…

  • 応援に入ってくれた星葉のチャンテを聴きながら密かにノッてる南雲監督が可愛すぎて萌えすぎてつらい(伝われ)

  • 青春っていいな。仲間っていいな。“ザン高野球部”というチームを超えて、OB、応援団、学校、地域、そして甲子園の観客へ…ザン高野球部を応援してくれる「チーム」が拡がっていくのが、良かった!TVerで1−3話を配信してくれているので改めて見ていたのですが、本当に、日沖兄が1人で素振りしていただけの野球部から、こんなに育つとは…!と感慨深いものがありました

  • ピンチの時、OB達の「イメージしろ!」の声を受けて、自分たちで声を掛け合って顔が明るくなっていく。「いい顔してますね」…監督や先生の檄ではなく、生徒が自分達で逆境を超えていく瞬間を目の当たりにして、そりゃ山住先生も涙拭っちゃいますよね…

  • ピッチャー交代を宣言された瞬間の根室君の表情。悔しくて、でも南雲監督のサムズアップにホッとして、それでもやっぱり情けなくて悔しくて…の涙がわかりすぎて胸が掻きむしられるような気持ちになる。切ないのとも違う、可哀想でもない。ただただ、「よくやった!頑張った!」

  • 青空が、1話目で「野球って何が面白いの?一言で説明して」と難しい問いかけをするのだけど、最終話で「試合めっちゃ楽しかった!」と言って笑ってくれたのが嬉しくて

  • 甲子園に行きたい、けど別次元で、生徒たちの成長が何よりも嬉しい…思ってそうな南雲監督&山住先生の表情が、とても良かった

  • 椿谷君の「キャプテンや!」。日沖弟の「(甲子園に)連れてくで」。最高すぎる

  • このレビュー記事最高です。夢中でした…!


「離婚しようよ」

配信日:2023年6月22日

『離婚しようよ』は、2023年6月22日に全世界に配信した日本の配信ドラマ。TBS制作によるNetflixシリーズの第3弾。脚本は宮藤官九郎と大石静、主演は松坂桃李。タイトルは吉田拓郎の楽曲「結婚しようよ」から。拓郎に許可も取ったという。

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Netflixオリジナルドラマ。宮藤官九郎脚本というのでめっちゃ楽しみにしていました!もちろん松坂桃李さん目当ての視聴です。
“情けないキャラの松坂桃李”は大好きなので、“顔だけは良い愛媛の三世議員 東海林大志”はめちゃくちゃツボでした。 仲里依紗さんと錦戸亮さんも良かったな。古田新太さん、山本耕史さん、竹下景子さんも!
脳内でツッコミ入れまくりのジェットコースターのようなスピード感の脚本、さすがクドカン&大石静ですね。
そしてコメディでもあり、よき選挙ドラマでした。「香川1区」のリアル選挙エピソードかなあと思うシーンもあったり。選挙モノがもっと増えるといいなと思います。政治と政治家と選挙が、もっと身近な存在として感じられたら良いな。
そして制作、TBSスパークルじゃないですか!強いなあ。


「THE DAYS」

配信開始:2023年6月1日

『THE DAYS』は、2023年6月1日よりNetflixで全世界で独占配信されている連続ドラマ。主演は役所広司。2011年に起きた福島第一原子力発電所事故を政府、電力会社、原発所内の3つの視点から描く。

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衝撃すぎてnoteを書いています。
今でも、視聴していた時の胃が重たくなる感じを思い出せてしまう。そして役所広司さんをはじめとする演者さん達の、演技の圧が凄いドラマでした。


「セレブリティ」

配信日:2023年6月30日

名声が富をもたらす世界に飛び込んだソ・アリが遭遇する華やかで競争的なセレブの真の姿を描いたシリーズ。フォロワーの数が競争力を意味する世界に身を投じたアリが、周りの人をさまざまな出来事に巻き込んでいく物語。

filmarks

演出、キャスティング、ビジュアル、音楽どれも良きでした!
今年も韓国ドラマはちょこちょこ見てたけど、印象深いのはこの1本かな。



来年もワクワクできる映画&ドラマとの出会いを楽しみにしています!
とりあえず大河ドラマ「光る君へ」は期待大です!!


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