他力本願

先日、とあるYouTube動画で、
芸人のカズレーザーさんが好きな四文字熟語は何ですか?という質問に「他力本願」と答えているのを見ました。

「本来の意味も含めて好きですね」

と言っていて、「本来の意味」を知らなかった私は、とりあえず、ネットで検索しました。

goo辞書より
他力本願の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典
によると、
「自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。▽「本願」は仏が修行しているときに立てた誓い。本来は阿弥陀如来あみだにょらいの本願によって極楽往生ごくらくおうじょうを得ること。」

他力本願の解説 - 学研 四字熟語辞典
によると、
「仏教で、阿弥陀あみだ如来の立てた本来の願いにすがって衆生しゅじょうが救済され、極楽往生を得ること。転じて、自分で努力をせずに、ひたすら他人の協力や援助をあてにすること。」

極楽往生がなんなのか?もよくわからなかったので追加で調べたら、
①死んでのち極楽浄土(阿弥陀仏のいる世界)に生まれかわること
②安らかに死ぬこと
だそうです。

仏教用語だったんですね。
知らなかった。
他力本願は、マイナスなイメージの言葉として認識してましたが、仏教では阿弥陀仏の本願によって救済され、極楽往生を得る(つまりは、安らかに死ぬ)ということでした。

一般的に、今はもう他力本願は本来の意味(仏教用語として)で使われることはなくなっているんじゃないかなと。自分、知らなかったですし。人に依存するっていうあまり良くない使われ方ですが、
仏教徒にとっては、「他力本願」は良いこと・喜ばしいこと?なのでしょうか

言葉は生き物、常に変化しているって本当なのですね。

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