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農業の先生との出逢い

 5年前から始めた自己流の果樹栽培では八朔や、ブルーベリーの他にも、様々な果樹や野菜を栽培している。農薬は使わず化学肥料も使わない。

 それが最近みかんの木の葉っぱが黄色くなっていたので心配していた。

 そんな時、友人に誘われて無農薬、無肥料の果樹栽培の講習会に行った。
講習内容は画期的だった。それはどういうことかというと、植物には成長ホルモンがあって、重力の関係で真上に流れるらしい。らしいと言うのはまだ検証していないから。
 どちらにしても先生曰く「上に芽が伸びた分だけ、下に根が張るんよ」当たり前のような事だけど「はっ!」として本当そうだよなって思える。
 
例えば柑橘でいうと、実の小さな6月に上部摘果をすると、その分の栄養が葉が伸びる方にいって、その分、根も伸びて樹が強くなる。なるほど~。

 最近、みかんの木の葉っぱが黄色くなっていた現象については、昨年の夏の水不足だ!と言われた。「冠水はしてたんか?」「水は植物のご飯じゃゖぇ」「葉っぱが黄色いのは、全部じゃないじゃろ?緑の葉っぱもあるんじゃろ?大丈夫。黄色い葉っぱは古い葉じゃけぇ。そのうち落ちるから。」その通りで夏芽処理と上部摘果をして、酵素をふりかけて様子を見ると、数週間後には黄色い葉は落ちて、緑がきれいな元気そうな姿に戻っていた。

 講習中は、先生には質問をしまくり、いくつもの農地を先生に見て貰った。「ありえんよ~。なにこれ~。もっと株間をあけて~。間伐しなさい」「蔓が巻き付いてるなんてもう農家じゃないよ。こんなの。」などとも言われた。適当にほったらかしになってた部分ばかりで、自分でもどうしていいかがわからなかったのだ。

剪定も摘果も夏芽処理も冠水も大事。そして知らなかったのは、農薬や除草剤よりも自然分解出来ない肥料の方が、はるかに人体にも環境にもよくないそうだ。それは知らなかった。

これから聞いたことを、実際に検証しながらと思うと俄然やる気が出て来た。それは、長年求めていた先生が現れたからと栽培の原理原則が少しわかったからだと思う。

 今やる事は、柑橘は上部摘果と夏芽かき、ブルーベリーは夏芽処理と体裁を整える作業を、今日も畑の作業に精を出そう。


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