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スキー場は結構健全だ

子どもの受験明け翌日、家族みんなでスキーに出かけた。我が家でいちばん大きな車「ワンボックス」に、家族みんなで同時に乗り込み出かけることがとても久しぶりなことに気が付いた。コロナ騒動の中での受験勉強で、家族揃ってのお出かけができていなかったので、とても嬉しかった。

去年はゲレンデでもマスクをしろという注意書きがあったが、今年はない。それでも真面目な人はマスクをしている。屋外で十分な距離を保てる山で、せっかくの新鮮な空気を吸わず、自分が吐き出した息をマスク内で再び吸い込むなんて、なんの罰ゲームだろうか。

とは言え、スキー/スノボを楽しんでいる最中にマスクをしている人はかなり減っていた。自分はもちろんだが、家族、同じ目的で楽しんでいる知らない誰かがマスクをせずに楽しんでいる姿を見て、気分が良くなった。

すごかったのは、雪上イベントの宝探しゲーム。社会的距離ってなんだっけ?というくらい子どもたちがひしめき合って、歓声を上げながら夢中でお宝を目指す姿と、それについてなんの制止も入らないことに心底安心した。同時に、世の中はダブルスタンダードで進んでいることを改めて実感した。

コロナが怖い病気でないことを肌で感じ取っている人々は、そこまでマスクを強制されない場所では外しているのだ。本当にマスクが必要だと思っているなら、人に言われなくても積極的に付けているだろう。だが実際は違う。

結局、人に言われるから・・・、そういうことになっているから・・・しているだけで、必要に迫られてしているわけではないこと、こういう場所で端的に見ることができると思う。去年よりマシになったことは良かったと思う反面、日常生活に戻れば人目ばかり気にして本質を大切にしないスタイルがスタンダードになるのがとても残念だ。

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