衆議院議員に新型コロナウイルスの現状を聴く

5月16日トークコーナーでは、衆議院議員 福田達夫さんにアフターコロナー社会に対してどのような展望をお持ちなのかお話を伺いしました。

Q1.14日に緊急事態宣言の解除されたことについて、どのようにみていますか?

A1.東京も少しずつ納まり、いい方向に向かっています。しかし、また感染者数が伸びないように注意しながら、経済活動を再開し元の生活に少しずつ戻る時期だと思います。今年はインフルエンザーの患者が少なく、コロナ以前より衛生管理に気をつけていることが普通化してきました。

Q2.定額給付金の対応が遅いとの世間の声がありますが、どう思いますか?

A2.特別定額給付金は現在、自治体にお願いをしています。前例のない取り組みとして一人一人の本人確認が必要になります。そのため、市によってばらつきが出てきます。1日でも速くみなさんに届けたいと思いますが、手続きによって遅れてしまうことに申し訳ない気持ちです。国のマスク配布が遅くなるなどスピード感が出てないことは承知しています。

また、今回のコロナで一番変化を感じたことは、市民の情報収集が速くなっていること。インターネットで自ら情報を得ることが当然となってきました。

Q3.今まで国会ではどのような議論・検討が行われてきたのか?

A3.我々の動きがメディアに報道されていないため市民の方は現状が把握できず、怒りを呼んでしまいました。しかし、実は目に見えないところで議論が活発に行っていました。このようなコニュニケーションの問題が「政治の失敗」だったと思います。国会で決める前に、各政党で議論。この議論をとりまとめて政府へ提出。国会審議が始まります。

民主主義の段取りを無視できないため、時間がかかってしまいます。毎年の予算は調査・研究で半年、議論で半年、計一年がかかります。しかし、このような特別な事態には、1ヶ月単位で結果を出すなどのスピード感が必要だったと思います。 

Q5.家賃補助など新たな経済施策は?

A5.今後は「持続化給付金」制度を拡充する形を考えてます。また、新たな制度にお店の維持と雇用を守るための休業支援金、家賃の補助金を作る予定です。これらの制度を自民党で結論し、6月の支払いには間に合わせたいと思います。

Q6.今後、高崎市はどのように変わるのか?

A6.コロナはワクチンができなければ完全には終息しないと思います。今後は地域の下支えと経済活動を取り戻す知恵をまとめていきたいです。国政たけでなく、地域にいる方々と協力していく。次に広い視野を持つことが大切になります。世界で経済が落ち込んでる中、日本が世界の中でどうやって稼いでいくのか。日本は20年間安い国となってしまったので、アフターコロナの時、新しい競争力をもつべきだと考えられます。大きな社会変化は東京から地方に軸足が移り変わることだと思います。

皆さんへのメッセージ

トヨタの社長が言った言葉です

”深刻になりすぎずに, 真剣になろう”

つまり、ネガティブになりすぎず、みんなで頑張って乗り越えようという意味です。今後は地方中心社会になります。高崎が新しい未来を作れる。そんな力が高崎にはあると考えてます。そのために皆さまの意見をいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。