電機メーカの良いところ②(絶大な知名度)

おはようございます!メーカーマンです。

今日は昨日のnoteの続き、メーカーに入って感じたことをもう少し書きたいと思います。

皆さん営業と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。一般的なイメージはお客さんに頭を下げて商品を買ってもらわないといけなくて大変そうとか、好きでもない酒をたくさん飲まないといけないとか、売上に追われて精神をすり減らされそうとかですかね。

実際そういう営業を行わないといけない営業もいるかもしれませんが、私がメーカー営業を始めて驚いたのは、上記のようなことをしようがしまいが、営業マンの売り上げの振れ幅が10%も差がないことです。これは電機量販店向けの営業もそうですし、法人向けBtoBtoBビジネスも一緒です。極端な言い方をすると社内で優秀と言われる営業とそうでないと言われる営業の差はほとんど売上にでないんです。

なぜか?これは想像ですが、商品を買いたいと思ってる人が大体知ってるので営業マンや会社の信用を売る必要がないんですね。世間で名前が知られているメーカーだから名前は誰でも知ってる、商品が売れているのも評価が良いのも知っている。じゃあ必要な分買うしかないよねとなるわけです。これが世の中誰も知らない商品を売るとなるとその商品の説明、実績、購入後のケア(売れ残った時の対処など)、そもそもその会社、営業マンは信用できるのか?と多くのプロセスを経ないと購入に結びつかないですがメーカー営業を行なっているとそのプロセスはすっ飛ばせます。これが業界トップシェアだとその威光は絶大です。メーカーに入社するならできれば業界1位、もしくは最悪2位の主力商品を持っている会社に入った方が良いです。3位以下は大体消えていきますので・・・。

だから、正直メーカー営業は販売の一点で言えばかなり楽です。何もしなくてもどんどん売れます。飛び込み営業しても無下にされることもないです。むしろ、よくぞ来てくれましたと歓迎されることすらあります。

そんな感じなので国内屈指の大手と言われるようなメーカーでもこの人本当に営業なの!?というくらいだらし無い営業を見かけます。髪にクシ入れない、サイズがしっかりあってないスーツを着て、かかとが磨り減った靴を履いてるような営業です。普通は信用を得るために服装(特に靴!)だけでもしっかりと思うものですが、そんなの必要ない営業もいるのですね。

思い返せばメーカーに入社して親類の集まりに行っても合コンに行ってもほとんどの人が社名を知っている(商品を使っている)ので、自分が気づかないところで結構徳をしていたのかもしれません。会社の知名度は重要ですね。

お客さんと飲みに行くことも多くないですね。電機量販店の担当さんだとそもそもそれを禁じられてる会社もありますし。とはいえお客さんとのコミュニケーションも0ではないので、それはまたの機会に書きたいと思います。

今日はここまでです。



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