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FilemakerでDIYする。
1年以上放置して暫くぶりの記事は木工ではなく私が長年使ってるソフトウェア、Filemakerの話。
先日、読書アプリがサービス終了してしまったので自分用に内製して使っていることをTwitterに書いたら少しは気になる人がいるらしく、零細アカウントにしては珍しく反応があったので、少しは役に立つかと思うのでちょっとここに残しておこうと思います。
5年くらい使ってた読書管理アプリのstandが終了してしまったのでかつて某所に向けで試作した、Filemakerで動く蔵書管理アプリを動かしてみてる。iPhoneカメラでバーコード読んで、国会図書館データベースからタイトルやらなんやら拾ってくる。誰かにシェアするわけでもない壮大な自己満足。
— ITO Takahiro (@techitooo) August 17, 2022
とはいっても、何から書けばいいかわからいので、ひとまずはそのソフトはなんぞや、というかなんで使ってるのか、というあたりを書いておこうと思います。以下、知ってるし使ってる方にはメリットどころか今更感しかない内容です。
Filemaker=データベースソフト
データベースソフトといってもなんのこっちゃ、という方も多いと思いますが、身近なところでは住所録とか電話帳、あとは家計簿とか賃金台帳などがそうです。実際、初期状態で起動するとサンプルとしてこんなのが並んでます。(使ってるバージョンはPro17 Advancedと若干古いです。)
![](https://assets.st-note.com/img/1661157100120-09VTOW3Ek2.png)
これらに共通することは、住所録であれば「郵便番号」「都道府県」「姓」「名」のように、共通する項目を持つデータを何十、何百件と保持していることです。
その大量なデータを必要に応じて検索したり、一覧表とか宛名とかレターヘッドとかメール文面とか、紙エクセルと呼ばれるような様式とかに出力することができます。
これが王道で、ビジネス用途に使われることも多いですが、個人で、専用ソフトを買うほどでもないけどちょっと記録しておきたいログなんかも作れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661158851809-xo2iUrfpYO.png?width=800)
1画面に1人分を表示する状態。
基本形式はスプレッドシート
データは基本的に、エクセル表のようにスプレッドシートになってるものとイメージしています。表の1行が1件=住所録であれば1人、1列が1項目(フィールドと言います)=「姓」「名」などです。
![](https://assets.st-note.com/img/1661158631095-ydtwIUhBrd.png?width=800)
1人分のデータを追加すると、1行増える。
これらのデータを、繋ぎあわせたり頭文字を取ったり、関数を使い、必要なデータを整形していきます。
Excelでも同じようなことができますが、決定的に違うのは画像を入れられることと、1つの表に対して出力するフォーマットをいくらでも作れること、マスに依存せず、1フィールド(=列)単位で計算式を設定するために取りこぼしが起こり得ないことです。
それゆえ、例外対応が必要になった時、簡易な表を作ろうとする時は手間が掛かります。そんな時はExcelに出力して整形することもあります。
大抵のことはこれで賄えてる
私は個人事業で設計なんかを仕事にしていますが、見積や請求、年間経費の集計などなど、ほぼこれで賄っています。事業が小さく、時間に余裕があった頃に、見積項目と合計金額だけを出す小さなものを作り、年度の集計や経費など、少しずつ機能を追加して今に至ってます。必要なソフトをDIYできる感じが性に合ってるのか、長いこと使ってます。
今のところ専用ソフトの必要は感じてませんが、今後、電子申告の対応など、どうなるかはわかりません。
次回からは本来書こうと思った、蔵書管理のことに入ろうと思います。
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長らく使っていた読書アプリがサービス終了してしまったので、Filemakerを使って自分用に作った記録です。
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