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死別で悲しむ人を目の前にして

35年も生きていると家族とは別に、
身近な方と死別するという経験がいくつかある。

良くしてくれた先輩
慕ってくれた後輩
昔何度も遊んだ友人
親しく接してくれたご近所さん

別れはいつも突然で、自ら死を選んだ方や、
交通事故に遭ったりと、いずれもどうして…
と心に穴が空いてしまう。

心にできた穴

昨日、SNS上で仲良くしてくださっている
ヌコさん(仮称)が悲痛な思いを打ち明けた。

尊敬していた方が、突然亡くなられたと。

事件に巻き込まれたようで、
その方の命を奪った人は逮捕されたとか。

ヌコさんは突然の別れという悲しみと、
その原因を作った人物への怒りと、
感情がぐちゃぐちゃだと発信していた。

寄り添う

ヌコさんが死別された尊敬する方という
人物をまけまなは知らない。

どんな関係性だったのか、
どこに尊敬しているのか、
知らないことの方が断然多い。

まけまなはヌコさんに悩み相談に
乗ってもらったことがあった。

まけまなのリアル界隈で詳しい方がおらず、
ヌコさんはその道のエキスパート。

悩み相談するまでは、たまにコメントで
やり取りする程度で、直接の面識はなし。

悩み相談に乗ってもらってからは、
ヌコさんはまけまなの曇っていた心を
晴れやかにしてくれた大恩人。

その恩人が悲痛な思いを投稿されていて、
まけまなができたことはただ一つ。

「まけまなはヌコさんの味方です。
苦しく辛い思いをぶつけることで
楽になれるなら遠慮なく使ってください。」

とのコメント。
それに対してヌコさんはありがとうと一言。

かける言葉の中身はこれで良かったのか…
深く考えすぎず、昨日眠りについた。

日にち薬

今朝、ヌコさんは夢の中で尊敬する方と
お話をしたそうで、「前を向いて」と。

死別して辛いはずなのに、
夢の中では楽しい時間が過ごせたらしい。

ヌコさんはもう前を向いていた。
でもそれは、フォロワーを安心させるための
パフォーマンスだったのかもしれない。

話はがらりと変わって、
まけまなは昨年失恋を経験。

きっとこの人と結婚するだろうと
出会いからお付き合いまで全て順調で
別れ話を切り出されるなんて信じられなかった。

近年にない失恋の傷を負って、
日にち薬が一番の良薬だと改めて自覚がある。

ヌコさんもきっと日にち薬が一番だと思う。
それでも、傷ついてるヌコさんに何か言葉を
かけたい。ほんの少しでも楽になれるなら。

身近な誰かを亡くす傷の癒やし方は千差万別。

目の前に傷ついてる人がいて、
その傷を癒せなくとも、寄り添うことのできる
人でありたいと自覚した出来事のお話。

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