PREP法を駆使したコミュニケーション術
PREP法は諸刃の剣
PREP法とは、
Point(結論)
Reason(理由)
Example(事例・証拠)
Point(結論)
という順序で構成する
数多いマーケティング術の中でも
使用頻度の高い型です。
始めに結論に触れることで、
読み手の心を掴むことができます。
逆に、始めの結論が弱ければ、
数秒で読者の興味は失せてしまいます。
だらだらと長引かせて、
何が言いたいのか分からない文章を書くか。
またまた、始めに結論に触れて、興味もった
人だけを最後まで読ませる文章を書くか。
あなたはどちらの文章が好きですか?
諸刃の剣ですが、始めに結論に触れて、
興味のある読者だけ読み進んでもらう。
このように割り切った方が潔いと感じてなりません。
PREP法の具体例
具体的に、PREP法を用いた方法で
文章を書いていきます。
まず冒頭で、【結論】に触れます。例えば、
のような始まり方です。
え?そうなの?なぜ?
と読者に興味を持ってもらえれば
第一関門クリアです。そこですぐさま
【理由】に入ります。
この【理由】で、ほほう、なるほどと
納得させることができれば、
より具体的な【事例】を紹介します。
という具体例を出して、
再度【結論】を提示し、文章を締めます。
と締めくくり、読者が納得できれば
PREP法での話の展開が成功したといえるのでは
ないでしょうか。
馴染みのないPREP法
「PREP法」と聞いて、日本人のどれだけの人が
その中身や手法を理解できるか非常に怪しいと感じる。
私たちは小さな頃からPREP法を
習わなかった、触れなかったという経緯があります。
それは、先程触れた「桃太郎」のように、
から始まる「起承転結」という形への慣れが強く、
まけまなも、結論から入るPREP法に初めは
違和感しかありませんでした。
「起承転結」は感情の盛り上がりを重視する<物語>に、
「PREP法」は分かりやすく伝えることを重視する<文章>に
それぞれ特化して用いられます。
私達が習ってきた高校までの国語教科は前者が中心で、
後者に関して、積極的に教えられることは無かったと
言えるのではないでしょうか。
それ故に、多くのビジネスパーソンは今でも
「起承転結」な文章しか馴染みがなく、
分かりやすく伝えることに特化した「PREP法」は
よほど意識しないと使われないというのが現状です。
PREP法を駆使してコミュニケーションを円滑に
PREP法は商売だけでなく、
社内での報告といった場面でも大いに役立ちます。
例えば会社に遅刻しそうな時の電話で、
だと、何が言いたいのか分かりません。
この場合、
だと、まだ整理もしやすいです。
このように、日頃からPREP法を意識して
取り入れることで、身近なコミュニケーションも
より円滑にいく可能性が上がります。
メール等の文章もつい「起承転結」になりそうなところを、
冷静に、結論から入ることで、相手にやさしく且つ
分かりやすく伝える精神でコミュニケーションと
マーケティング術を駆使していきたいものです。
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