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VSUMMIT2023という社会実験。できることから考えるって辛いこと・・・?

「あなたは何ができるのですか?」ということを起業相談でよく聞かれます。自分の強みがきちんとわかった上で事業ドメインを設定しないとコケるし、続かないということなのですが、できないことばかりに目が行ってしまいがち。

もちろんそれは、その人自身のマインドや考え方の傾向や課題でもあるのですが、やってみないとわからない、やってないからわからないということもあるなと思うのです。もちろん、やらないというのも大事な選択です。

自分の強みと弱みをきちんと認識していることで、より良い関係を築くことができます。

ビジネスでいえば、ビジネスモデル、強みを活かし弱みをカバーする仕組みがポイントになるのですが、ちょっと話が反れるのでまたの機会に。

ミライ経営者サミットは、自分が関心があり、できそうなことを探す場でもあります。

僕の発想のタネは、演劇や演技理論からきていることが多いなと思うのですが、ミライ経営者サミットは「異化」を通しての社会実験とも捉えられます。

異化効果というのは、演劇の世界でよく使われる表現方法のことです。これは、観客に対して普段とは違った視点や感覚を与えることで、演劇の効果を高める目的で使われます。具体的には、例えばある演劇で、舞台上で見かける日常的なもの(例えば机や椅子)が、実際には普通のものではなく、変わった形をしていたり、意図的に変な場所に置かれたりすることです。これによって、観客は「普段とは違うものだな」と感じます。例えば、「白雪姫」という有名なおとぎ話を例に取ると、普通のストーリーではお城の中には美しいお姫様が住んでいて、王子様がやってきて助けてくれる、というのが一般的な展開です。しかし、異化効果を使った演出では、お城の中にお姫様の代わりにモンスターが住んでいたり、王子様が助ける代わりに悪役が現れてしまったりすることがあります。これによって、観客は「おっ、どういうことだ?」と驚きます。異化効果は、普段の生活で見慣れたものを変えることで、観客に新たな発見や感動を与える効果があります。演劇の世界では、舞台装置や演技など、さまざまな要素が異化効果を使って表現されます。

自分ごと化して考えよう!ってよく言われますが、「感情移入=同化」させようとする意図がどうしても入ってしまいますよね。
これが悪いということではなくて、それは演技でいう嘘っぽくなるという感じと同じ。さらに、社会課題や地域課題について議論になると、もっとややこしくなりますね。

子ども時分は、想像力でどんなものにもなれました。大人の場合は、もっと創造的になれるはず。ただ自由にというと、これまた難しいことも多いので、いったん伝統芸能のように型を通してちょっと日常とは違う世界から見つめてみる。自分のことだと経験などにとらわれてしまうからです。

「学校」についてもそうですが、会社や地域についても、それぞれの経験や思い、価値観などによって大事にしたいことが変わります。だから、そこに属している一人ひとりがその組織理念やビジョンを共有しているのか?そこに自分は価値ある存在としていられているのか?学校や地域の場合は、少し様子が変わりますが、それをカタチにした何かが必要になるなと思っています。

もし、できることがないと思っているなら、まず自分がもっていることや普段やっていることで人から感謝される、喜ばれることって何だろう?ということを考えてみたらいい。それをアイデアとして膨らませてみる。

あっ VSUMMIT β版とかのタイトルにすればよかったかな。これもやってみて気づけることですね。

興味ある方は、下記からPeatixにてエントリーを受付ていますので、ぜひ!


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