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存在しないヒロインを存在しない主人公とくっつけようとするゲーム「ヒロインマスター」

複数人でヒロインを勝手に作って、誰が一番主人公とくっつきそうかを考えるというゲームです。
推奨人数は4人以上8人以下(ゲームマスター含む)で、可能ならオタクが多いほうが望ましいです。
このゲームは『ヒロイン』を『友人』や『カップリング』に置き換えても出来るゲームなので汎用性は高そうに感じます。
テストプレイはしておりませんので、一部ガバ要素が含まれると思います。


【必要なもの】

・性癖、熱意、オタク、時間

【ゲームの大まかな流れ】

・ゲームマスター(GM)が主人公等を用意する。みんなで決めても良い。

・世界と舞台を決める。
・プレイヤー(PL)がヒロインの属性を作りヒロイン像をまとめる。GMも参加したければPLとして参加して良い。

・作ったヒロイン毎に良さげなシーンや設定をみんなで話し合う。

・どのヒロインが一番主人公とくっつきそうかという『勝ちヒロイン賞』と、一番読者人気が出そうな『ベストヒロイン賞』、パッと見一番強そうな『強ヒロイン賞』、を決める。

・点数計算を行い最も点数の高い者が『ヒロインマスター』になる。

【ルール】

【世界設定】

◆GMは事前に、主人公をヒロインを作るときのルールに沿うように作ります(後述、なお主人公は性別不問)。属性(後述)や設定は自分で決めて大丈夫です。
◆GMはこのとき、ヒロインの性格(ツンデレ、素直等)、容姿(メガネ、赤髪等)、性質(不憫、強運、天才等)を3つずつ、種族(ロボ、竜とヒトのハーフ等、人以外のもの)を1つの計10つ用意しておきます(後でも良い)。これ以降この性格、容姿、性質、種族をまとめて属性と呼び、用意した選択肢はヒロイン要素と呼びます。
◆この作業はイントロとしてGMを作らずみんなでやってもらっても大丈夫です。

◆ゲーム開始前にGMとPLで世界と舞台を設定します。世界もしくは、舞台のどちらか一つを設定するだけでもOKです。
このときGMは、世界観に沿うように自分の作った主人公のステータスを変更することができます。

【属性設定】

◆PLは世界・舞台・主人公・GMの考えたヒロイン要素を見て、ヒロインの性格(発言や行動に関わるもの)、容姿(見た目からわかるもの、威圧感なども含めてよし)、性質(立場や境遇、役回りのこと。信念は性格に含めても良いしこちらに含めても良い)からそれぞれ3つ、種族(人以外で)を1つ考え、1枚の属性カードに記録します。
このときは項目ごとに(性格『〇〇』、容姿『✕✕』のように)属性を分けてヒロイン要素を記入しておいて下さい。
◆GMがPLとして参加する場合も、事前に作ったヒロイン要素とは違うものをもう一度作って下さい。
◆PLは自分の持っている属性カードを隣の人間に渡し、受け取ったPLは欲しいヒロイン要素を2つ選び、それを自分のものとして記録します。
◆自分のカードが返ってくるまで、ヒロイン要素の記録を続け自分のカードが帰ってきたらそこでピックは終了です。
このときに、属性のうち1種類しか採用していなくても大丈夫です(例えば選んだのが性格のみ、種族のみでもOK)。

【ヒロイン作成】

◆ピックが終了したら性格、容姿、性質、種族にそれぞれ0~3つまで、自分で選んだヒロイン要素とGMの提示したヒロイン要素を当てはめることが出来ます。ただし、当てはめることができるヒロイン要素の上限は8つまでです。
◆一つだけ自分の好きなヒロイン要素を追加することもできますが、これを行った場合は1点を失います。
◆また、GMの提示したヒロイン要素を選んだ場合も一つにつき1点を失います。
◆属性に何も設定されていない箇所がある場合はそれぞれ自動的に以下のものになります。

性格0→普通 容姿0→平凡 性質0→一般人 種族0→人

◆また、相反するヒロイン要素(例『ツンデレと素直』『高身長と低身長』『姉と妹』『人と人外』)を設定するのは大丈夫です。後述の設定でPLにどうにかしてもらうかGMが相談に乗りましょう。
どうにもならない矛盾が生じる場合は「ま~た作者がヒロインの設定忘れてるよ」と言って笑って誤魔化して-1点しておきましょう。

◆種族以外のヒロイン要素の強さを決め、どの属性が一番濃いかを決めてもらいます。
ヒロイン要素一つにつき0~3ポイントを振り分けることができ、PLの所持ポイントは9ポイントです。0はまだ普通、3はヤバいと捉えて下さい。具体的にどのレベルなのかはPLとGMで話し合って決めるといいでしょう。
◆原則的に種族にはポイントを振らなくても良いですが、ケモノ系など身体のどの部分までが人に近いのかわからない場合は、それを決める度合いとしてポイントを使用して構いません。ケモノ系の場合3に近づくほどヒト要素は薄くなります。
◆ヒロイン要素が決定できたら、そのヒロインの名前と年齢と性別をPLに決めてもらいます。誰かと相談して決めてもOKです。

◆名前、年齢、性別、職業が決まったらヒロインの品評タイムです。パッと見ヒロインレースに強そうな娘にPLは投票し、最も票が集まったヒロインは『強ヒロイン賞』が授与されます。

◆ヒロインの設定を決めてもらいます。10分前後(オタク度合い次第)の時間を設け、ヒロインの過去、主人公との出会い、属性を持つに至ったきっかけ、属性にまつわるエピソードや属性の程度等を決めましょう。
多少であれば属性を生やしても大丈夫ですが、やりすぎないように。
書く際は、箇条書きで書いておくといいでしょう。

【ストーリーの妄想】

◆設定まで終了したら、全員でそれを読み込み、ヒロインそれぞれのストーリーをみんなでワイワイ決めましょう。
このとき『デート』や『告白』等シチュエーションを決めても面白いと思います。
◆一番胸を締め付けられたストーリーを投票して、最も良いストーリーを決めましょう。

【投票】

◆ヒロインがそれぞれ最良と思えるストーリーを得たら、投票を行います。まず一番主人公とくっつきそうなヒロインに投票します。最も多く投票されたヒロインは『勝ちヒロイン賞』が授与されます。
◆その後勝ちヒロインを除いたヒロインで、最も自分好みのヒロインに投票します。最も多く投票されたヒロインは『ベストヒロイン賞』が授与されます。
◆賞を得てないヒロインにも、何らかの賞を作ってあげて下さい。
◆投票の際に同率だった場合は、PLが奇数の場合決選投票とし、PLが偶数の場合は同時入賞として下さい。

◆ヒロインの戦いは以上で終わりですが、最優秀PLを決めるための点数計算を以下の手順で行います。
最も点数の多いものがヒロインを知り尽くした『ヒロインマスター』で、最も点数の低いものがヒロインのことをあまりわかっていない『鈍感系主人公』です。
・『勝ちヒロイン賞』4点
・『ベストヒロイン賞』4点
・『強ヒロイン賞』3点
・『なんらかの賞』1点
・投票された回数1回につき1点
・最も良いストーリーを考えた者に2点(同率あり)
・最も良いヒロインの名前を考えた者に1点(同率あり)
・最も良いヒロイン要素を考えた者に1点(同率あり)
・最もダメなヒロイン要素を考えた者に-1点(同率あり)
・設定とヒロイン要素の矛盾を起こした者に-1点(矛盾が複数あっても-1点)
・自分の好きなヒロイン要素を付け足した者に-1点
・ヒロイン要素がPL同士で3つ以上被った場合は両者-1点
(3人以上被った場合はそれぞれ-1点のみ)(条件を満たしたらその都度行う)


サンプル集

【ヒロイン要素例】

性格『ダウナー』、『天真爛漫』、『子供っぽい』
容姿『低身長』、『クール系』、『タトゥー』
性質『病弱』、『幼なじみ』、『正義』
種族『サイボーグ』

【主人公例】

名前:桂木桂馬
年齢:17歳
性別:男
職業:学生
性格:『ゲーマー』3、『冷静』0、『プライドが高い』1
容姿:『美少年』1、『メガネ』0
性質:『オタク』3、『天才肌』1、『義兄』0
種族:人 0
設定
・現実の女の子を攻略しないと死ぬ
・ギャルゲーで10000人以上のヒロインを攻略している
・高い記憶力と優秀な頭脳を持っているが運動は苦手
・ヒロインの死神と出会い、一方的な協力関係を迫られている

【ヒロイン例】

名前:エルシィ
年齢:300歳以上
性別:女
役職:家事専用悪魔
性格:『無邪気』2、『天然』2、『泣き虫』1
容姿:『美少女』1
性質:『落ちこぼれ』1、『ドジ』1、『義妹』1
種族:『悪魔』0
設定
・仕事のために人間界に来た
・主人公を凄まじいタラシと勘違いして協力を迫る
・その際に主人公は彼女に協力しないと死んでしまうようになった
・今は主人公の妹として、人間界で学生として活動している
・主人公への呼称は「神にーさま」や「にーさま」

【世界の舞台の設定例】

世界の例:『剣と魔法のファンタジー』『現代』『神話』『戦争で荒廃した世界』など
舞台の例:『学園』『裏社会の組織』『ブラック企業』『平和な街』『魔王軍本部』など
選択例:世界が『現代』で舞台が『学園』
    世界が『地球の滅んだ後の世界』
    舞台が『仮想現実』









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