お仕事について#2

新卒で入った会社は大企業の営業でした。

学生時代、絶対に営業だけはやらないと思っていた自分がなぜ営業になったかというと、面倒くささと体裁でした。

就活は解禁の日から面接解禁日のぴったり3ヶ月で終わらせたのですが、特にやりたい仕事もなく、とりあえず大手に入りたいなぐらいにしか思っていませんでした。

大学は中堅かそれ以下ぐらいで、地元では名前を知っていても別の地域では全然有名ではないところでした。そもそも大手を狙った事自体が無謀だったのですが、いかんせん売り手市場だった当時は割とESも通りやすかったように思います。

経済学部だったので金融機関にしようということぐらいは決めていましたが、どこが業界トップでどんな経営体制でなどは全くわからず、とりあえず聞いたことのある会社の企業説明会を回っていました。

最終的に業界を決めたのは唯一四大に進んだ地元の友達の「〇〇業界狙ってるんだよね」でした。

本当に業界研究とか自己分析はしておらず、今考えても適当にしていたなと言う印象です。

その結果、おそらく入った時点で将来の安泰が決まった就活生人気ランキング50位以内に入るような福利厚生も手厚く給料も高い会社を数年で辞めることになるのですが、、、。

いまは従業員も1000分の1ぐらいの小さな会社にいますが、結局お金と体裁重視するなら大手がいいと思います。

大手にいたときは心の余裕がなく、自己研鑽どころではなかったですが(仕事上新聞とかはよく読んでいたのでそもそも仕事上自然に能力は上がっていたとは思いますが)、いまは自分のペースで自由に働いているので、融通が聞くのは小さいところかなと思います。

何が言いたいかというと、就活するときは自分が何を優先する人間なのか、どういう働き方をしたいのかをはっきり考えたほうがいいと思いますが、入ってみないとわからないことばかりなのでこれで人生が決まるとは思わず、いろんな企業を見れる場ぐらいの気持ちがいいと思います。

春になって若いスーツを着た人たちを見るたびに、こんな時期もあったなと感慨深くなりますね。

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