ママ友とサヨナラした話。私だってたくさん子供が欲しかったよ。

ついにやってしまった。ふっと息吸いこんで自分を奮い立たせて「サヨナラ」と短く言って、携帯を切った。彼女はまだ、話してる。いつも人の話は聞かず喋ってるから、聞こえなかったのかもしれない。でもそんなのもういい。知らない。

携帯切ってすぐに、彼女の番号をブロックした。私の人生に、彼女は必要ない。彼女は私の人生に入ってきたらいけない人。サヨナラママ友。

このママ友との関係、実は不健康だったと思う。同じ街に住む日本人同士ということで、時々会っていたけど、彼女の口からでるのは愚痴ばかり。旦那さんへの文句、スウェーデンへの苦情、すべてがダメ!

そして「あなたは子供一人しかいないから楽よね。ウチは二人だから大変。」これが口癖。確かに、1人よりは2人方が大変。それにうちのダーリンは朝7時半出勤、夕方遅くても5時くらいには帰ってくる。家事も育児も2人でやってきた。義兄&義姉にはいつも助けられてる。ママ友の旦那さんは、出張が多いし本当にワンオペ状態で大変そう。

【地雷を踏んだ】1人っ子はかわいそうだよね・・・電話してるときに、ママ友が言った。以前から、いろいろ言われてきてモヤモヤしてたけど、この「一人っ子でかわいそう」という言葉に、目の奥からじーんとして、涙が滲んだ。

幸せの形はいろいろで、子供がいない夫婦、いる夫婦、1人っ子、大家族。頭ではわかってるんだけど、私はたくさん子供が欲しかった。でも、年齢的なことや、難産でしばらく体の具合が悪かったことなど、2人目は何年も考えられなかった。

欲しいというのに、理由はない。ただ、ずっと昔からたくさん子供が欲しかった。たくさんは無理だなぁと思って、じゃぁ2人とダーリンと決めた。でも2人目はあきらめた。

もう何年も前に子供は息子一人!機会があれば、養子をもらいたいと決めたのに、ママ友の言葉に奥に潜んでいた悲しみが顔を出した。またその悲しみに蓋をして、心の奥にしまいこんで、平常運転開始です。

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