休むってなんだろう

私は新しく人と知り合うたびに、「お休みの日は何してるの？」と聞くようにしている。すぐにその人のことを知れるし、自分の新しい休み方の発見にもつながったりする。

私の周りは本当に二極化していて、「休みない！ずっと外！」か、「家で寝てる」のどちらか。私はどっちかって？もちろん、前者の「休みない！ずっと外！」のタイプ。

時間さえあれば外に出て、人と出会い、新しい発見や新しい考え方に触れて自分を感化させるようにしているのさ…フフン

ある友達は、休みの日は「ずっとボーッとしている」という。文字どおりボーッとしたり、携帯を触ったり…私が一番苦手とすることだと伝えると、「鬱になりやすい人だよ、常に何かしてないといけないの」なんて、半分非難された気分…

もっとも、休むってなんだろう。

私は先々月ごろから本当にひっきりなしに、「遊び」「仕事」「勉強」の繰り返しで、まともに家で休めた日がない。

仕事以外を休みと呼ぶ人もいるけれど、私の場合、外に出てしまえばエッセイストとしての自分が出てきてしまって、いろいろなことを堂々巡り考え続けて、休めた気にならない。ずっとやるべきことを考えていたりするし。

どうやったら自分の中で「休み」になるのか分からないし、「休む暇があるなら何か動かなきゃ！足踏みムズムズする！！」と心の中の起業家マインドがゴンゴンと私の心を殴ってくるわけ。

では、「休む」よりも「安らぐ」としてみたらどうだろうか。

早く起きてランニングして、シャワーを浴びて、コーヒーを淹れて、ラジオを聴き、緑に囲まれながら少し豪華な朝食を、背の高い木で出来たテーブルでいただく。朝日をたっぷり浴びながら、まだ少し濡れた髪を通る涼しい風を感じて、絵を描いたり、レコードを流したり、昼食やディナーのことを考える。少しばかりうつし世からは離れて、スマホを忘れる。それから友達に絵葉書を書いたり…

こういうことだったのか、あぁ、豊か…

最近ずっと分からなかった「休む」が、こうしてnoteに書いていくことで解決できた。休むとは、安らぐでいいんだ。休むって、安らぐだ。私は今までてっきり、休むって、何もしないことかと思ってたのだ。

「お休み」と呼ばれる日に、少しでも安らぎを感じることを選べれば、きっと私たちは満足に「休める」。

安らごう、豊かさを求めよう…安らぎは体と心への十分な休息だ。

ー#61 休むってなんだろう