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【時間管理に革命を…】あらゆることに通ずる「2・8の法則」(独自理論、働き方改革のヒント)

仕事の質を考えすぎると、量が落ちる。

また、仕事の量ばかりこなすことを考えると、質が落ちる。

これらは二律背反ではないかと思う方は、是非最後までお読みください。上に書いた2つのことは、決して背反でなくなります。

リアルな話、私は仕事に対して自分がコントロールするようにやっています。ですから長時間残業どころか、基本的に残業はなし。また必要なことをしっかりこなすスタイルで無駄は省く手法なので、体格以上にスリムな仕事をしているのが基本です。

前置きが長いと良くないので、本題へ。

「2・8の法則」なんて法則とか偉そうに書きましたが、誰の理論を聞いたわけでもなく、何かの本を読んだわけでもありません。

2・8といえば、おそらく9割ぐらいの方は「二八そば」を思い浮かべるのではないでしょうか??二八そばは、「小麦粉2:そば粉8」だから二八って名前がついています。喉ごしや風味、つなぎ等がちょうどいい。

それを、仕事に当てはめよう…いや、このバランスを感じてみよう。

結論から言えばこうです。

「ある仕事の時間(期限までの時間、費やすことのできる時間)に対して、最初の2割の時間で8割方の内容を固め、残り8割の時間で2割の内容を詰める」

1つの計画書やパワーポイント、プレゼン、同じように当てはめてみてOK。

つまり、例えばあるものを作るのに10日間の時間が与えられたとしたら、最初の2日間のうちにアウトラインやある程度の内容を放り込み、基本的なバランスを作り上げてしまう。このとき、あまり繊細にモノを考えず、まずは大枠をしっかり作っておくことが重要。文章でいえば「て・に・を・は」的なものは全然後で良い。

そうしたら、残り8日間ある中で、じっくりデザインや配置、表現等を考えつつ、内容も精査を繰り返す。そうすると、時間に余裕ができるだけでなく、ステップを踏んでモノを作ることができるため、自然と質の高いものができるようになります。

このバランス感覚が適当で、時間の半分ぐらいを「あ~でもない、こ~でもない」的な費やし方をしてしまったものは、大抵、人の手を借りて何とかするか、自分だけでやれば何か歯に詰まったような終わり方になりかねない。それに、時間も「仕上げること」に重きを置くようになってしまい、質どころか時間もかかるオチがつく。

ですから、どのような新しいことに対しても、自分の脳内に「2・8」を叩き込んでおけば、自然に作業に入ることが可能となります。

…って、ここまで書くとキレイごとばかりだなぁ??と思われるかなということで、もう少し対応策の例示を書きます。

①ショートな依頼で、期限まで数時間しかない!

こういうことって、意外とあるんですよね。。。

まあ、はっきり言ってしまえば「こういう依頼の仕方をする依頼元が悪い。」です。最初に、まずこれを割り切った上で入ります。

数時間しかなくても、「2・8」の感覚に変わりはありません。

それこそ最初1~2時間のうちに、依頼に対する答え方やtodo(やるべきこと)、それと「何人で作業すべきか」を決めてしまいます。

この、「何人で作業を」というのは、上司によっては数分で決める方もいますが、実は「何人で」の部分はさほど重要ではありません。役割分担が定まらないからです。

ですから、役割分担を定めた上で何人で…ならOK。そうなれば、与えられた役割に対してのみ集中すればよいのです。仮に全体が滞ってしまったとしても、個に役割分担を与えた以上、自分がやるべきことを成していれば何ら悪く考える必要はありません。

そして、限られた時間ではあるものの、残り8の時間を使って、しっかりと中身を限られた時間の中で詰める。

こういう依頼は、正直、完璧を求めるべき性質ではありません。よって、多少質が落ちてしまったとしても、時間内にきっちり終えられれば、まずはOKとなります。悔いが残ったとしたら、次の時に自分なりに修正すればよいのです。

②何をしたらいいのかが分からない(知識・分野的に)

これも結構あるあるではないでしょうか。

この場合、まず割り切るべきことは「分からない知識領域だったり分野なんだから、多少うまくいかなくても気にしない」という点。そりゃ、専門外であったり分からない領域なら、うまくいかなくて当然…ぐらいで良い。

それでも、ミッションがあれば何か動くことになる。自分のやるべきことをどこに定めるかが、ポイントになります。

最初の「2」の時間では、1つは他に知識等で頼りになる味方がいないかということ、もう1つはインターネット等で調べてみることです。前者のあてがあるなら前者が良いと思いますが、独りになってしまった場合は調べる他はありません。ただし、この時も細かいことではなく大枠さえ掴めれば十分です。

その後「8」の時間は、知識的に足りないことであれば、もう少し踏み込んで調べる。少し作業が進んでいれば、その中で精査を進める。

これでいいのか?いやいや2・8に対応してないでしょ?と思うかもしれないが、実は十分当てはまっています。

実は最初の「2」の時間に行ったことは、非常に重要なことです。他人にあてが見つかるかどうか、調べもので大枠でも掴むこと。それで、十分このケースにおける「8割方の成果」は作られていて、中身スカスカではないかと思うかもしれないが、そうではない。なぜかといえば、表題を確認してみてください。分からないことが短時間で全部わかってしまうなら、それは単にスーパーマンです。

要はしっかり割り切れるかが重要で、そのためにミッションのレベルをどう設定するか。これができない、うまく考えられないことが根本的に仕事をズルズルやってしまう原因の1つです。


少ない例示ですが、このような意識の持ちようで仕事に向かうことで、無駄は自然に少なくなり、時間の使い方もより上手になっていきます。その積み重ねにより、時間効率の高い仕事ができていくようになるはずです。

※例えばブラインドタッチが遅くて…といったような、スキル面のことは直接当てはまりません。必要なスキルが明確に定められていて足りない場合は、そのスキルの習得に努めることが前提となります。

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