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【ゲームレビュー67】「TOWER」は棒人間観察

持っていたPC用のゲームソフトはほぼ書いたと思い、下記の投稿をしたのだが、

こちらのゲームが抜けていた。高層ビル経営シミュレーションゲーム「TOWER」である。先日、唐突にこのゲームをやりたくなり、思い出した次第だ。


初期はタイトルが「Tower」だったが、シリーズ途中から「THE Tower」になったもよう。

■ゲームとの出会い

上京中、正月に実家へ帰ったとき、今までなかったMacintosh Classicとキャバリア(犬)が家にいた。キャバリアは17才まで生き、長寿を全うしたが、結局私にはなつかなかったw。それに引き換えMacintosh Classicは、すぐに私の手になじみ、ぬるっと私の相棒になっていた。確か卒業論文の作成にも尽力してくれた。
そのMacintosh Classicでプレイした数少ないゲームがこのソフトだった。たぶん父親が誰かにもらったんだと思う。

■ゲームの内容

プレイヤーはビルの経営者となり、様々なテナントを設置してビルを拡大させていく。人口の増加などで認定されるグレード(星の数)を上げていき、最終的には最上級の称号である「THE Tower」を目指す事が目的となる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

初期資金でビルを建設し、ロビーやテナントを設置していくと、棒人間たちがやってきて利用するようになる。そこで得た売り上げや賃料で資金を稼ぎ、ビルを高くしたり、更なるテナントを設置したりしていく。
ビルを高くしていくと、エスカレーターやエレベーターが必要不可欠になっていく。棒人間たちは上下移動の待ち時間でストレスを感じ、そのストレスがビルの評価に深く関わってくるからだ。例えば、15階建てのビルに各階に止まるエレベーターが1基しかないと、エレベーターを待つ棒人間が増えてきて、待てば待つほどストレスが溜まっていく、ストレスの度合いは、棒人間の色が黒→ピンク→赤と変化していくかたちで把握できる。赤くなった棒人間たちは、そのうちビルを去っていってしまう。なので待ち時間を短くするため、エレベーターを2基設置し1~5F用と1,2.6~15F用に分けたり、低層階のショッピングモールにはエスカレーターを設置したりしていく。

■それぞれの行動が興味深い

高層ビルになっていくと、10F~20Fオフィス層、20F~30Fホテル層、30F~住宅層などに分けてビルを管理していくのだが、気まぐれに47Fにレストラン街をつくったりすると、棒人間が少しずつエレベーターに乗り、恐る恐る利用しはじめる感じがとても良かった(恐る恐るは勝手なイメージだが)。蟻をいっぱい捕まえてきて細い家(あれなんて言うんだろう)に解き放ち観察するのに似ている。

■まとめ

『The Tower for iPhone』(iPhone版)ダウンロード販売が2011年に発売されたのが最後(今はダウンロードできない)のようなのだが、たまに無性にプレイしたくなるのは私だけだろうか。ぜひ何かのハードで再販していただきたい。

世田谷の三軒茶屋にキャロットタワーができたときに、家が近かったので最上階の展望台にあがってみようかと行ってみたが、展望台行のエレベーターが長蛇の列だったため、いつでも行けるからいいやと思い引き返したのを思い出した。ストレスが溜まらなくても人は、ビルを去るんだなと体感できた。それから20年以上経つと思うが、別にこの辺りを見下ろさなくてもいいやと思い、上がっていない。人の心理は複雑である。

遊びにきていただき、ありがとうございます。ネタが続く限り、更新して参ります!また、サポートのお礼のメッセージを3種類考えました。140文字以内なんで、大した内容ではないですが、最近やっているゲームやアプリのことを書きました。