見出し画像

【ゲームレビュー4】「マッハライダー」で、旅のご提案

待望の?ファミコンゲームレビュー第一弾は、『マッドマックス』にでてくるような荒野を、バイクで駆け抜けるレーシングゲームマッハライダーをとりあげる。

画像1

■ゲームとの出会い

我が家のファミコン購入は、1983年に発売されてから2年後になる。発売直後におもちゃ屋に飾ってあったファミコンをみて、弟がこれを買おうと言ったのだが、私がにわかの知識を発揮し、カセットビジョンの方が良いと言い出し喧嘩になってしまったことで、買ってもらえなかった。弟よ、すまなかった。2年後に買ってもらった際に、ケースに飾ってあった中から何となく選んだのがこのソフトである。

■因みに・・

そのころ、カセットビジョンはスーパーカセットビジョンにハードが移行していた。当時、任天堂のファミリーコンピュータ、セガのSG-1000、エポック社のスーパーカセットビジョンが3大ハードメーカーだったが、友達の所有率としては、95:3:2(※1)くらいだった。※1こーさんちの肌感覚

周りの友達で唯一、美容院の息子がスーパーカセットビジョンを持っていた。遊びに行くと少し得意気に「やる?」と言いながら本体に収納されている、コントローラーを出していた。「パンチボーイ」や「エレベーターファイト」をやった気がするが、そのコントローラーが今のコントローラーの概念と全く異なっており、小型ロボットに向かって「行け!〇〇」と叫びながらそのコントローラーのボタンを押すと、雷みたいな電波がビビビとでて、そのロボットの触覚に到達し指示が伝わる、ような感じだった(当然有線だったが)。スーパーカセットビジョン、今となってはちょーほしいハードのひとつだ。

■自機にだけマシンガン

話をマッハライダーに戻す。基本的に自機の行く手を邪魔するバギーの敵機とバトルしながら、ゴールを目指す。敵機を弾き出し、路肩や道路上の障害物にぶつけて破壊するやり方もあるが、自機にだけにマシンガンがついており、敵の背後からぶっ放し破壊することができる。障害物にぶつけたほうが高得点なので、余裕があるときはそうするのだが、面倒くさいときはマシンガンを乱射していた。ちょっとだけ卑怯だなと思っていた。

■紫と黒

敵機が『パックマン』のモンスターのように色によって個性がある、一番弱いのがピンクで、すぐ弾き飛ばされ、マシンガンも1発くらうと壊れてしまう。強敵なのは、紫と黒である。

紫:スピードがすごく速い。自機が4速時でも余裕で追い抜いていく、しかも追い抜き際に、強烈な体当たりをお見舞いしてくる。あおり運転どころではない。体勢を立て直してマシンガンで反撃しようとするころには、はるか前方に行ってしまい破壊するのも難しいし、ナンバーも控えられない。まったっく、ムカつくやつである。

黒:スピードはそれ程速くないが、体感がしっかりしていて、中々障害物にぶつけられない。逆に押し返されてしまう。またマシンガンでも壊れにくく10発当てる必要がある。

■自機のスーパー能力

モードにもよるが、自機のバイクが破壊されても、エネルギーや残機があれば、復活しまた走り出すことができる。自機が破壊するとき中心から外側にかけて、細かい部品が八方に飛び散るのだが、ある程度まで飛び散ると逆再生したかのように破壊された部品が元に戻り、何もなかったかの如く、また走り出す。

■エディットモードで素敵な一人旅

他のレーシングゲームもそうだと思うが、とにかくカーブが難しい。道路に石やオイル缶が置いてあり、曲がっているときにそれをかわすのは非常に困難だった。また、道路自体が凍っているときは、曲がる=滑るという状態で、ローギヤで慎重に運転していると、後ろからバギーが体当たりしてきて破壊されたりして、もうとにかくカーブが大嫌いだった。

ただこのゲームにはエディット機能があり、コースの形状を自由に組むことができた。曲がるのがいやになると、私はいつも直線のコースをつくり、素敵なBGMを聞きながら、アメリカを西から東へ横断するかのように荒野を旅していた。

■まとめ

このゲーム自体、結構プレイしたし嫌いではなかったが、当時流行っていた『スーパーマリオブラザーズ』や、『ドルアーガの塔』などを買わずになんでこれにしたんだろうと思うこともあった。このあとも、どちらかというと周りの友達があまり持っていない、ゲームを選んで買うことが多かった。

冒頭でマッドマックスの荒野のようだと書いたが、私自身としては『北斗の拳』で拳王が支配する街、カサンドラに向かっている途中 の方が、しっくり来る。ミュートでプレイしていると、クリスタルキングが歌っている、エンディング曲が聞こえてきそうである。

♪光の中でゆれてる、お前の微笑み~


いいなと思ったら応援しよう!

こーさんち
遊びにきていただき、ありがとうございます。ネタが続く限り、更新して参ります!また、サポートのお礼のメッセージを3種類考えました。140文字以内なんで、大した内容ではないですが、最近やっているゲームやアプリのことを書きました。