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【ゲームレビュー51】「DAIVA ナーサティアの玉座」とパワーワードについて

DAIVA ナーサティアの玉座」ジャンルは、アクティブ・シミュレーション・ウォーというらしい。すっかり、忘れていたゲームだったが、何となく、ファミコンゲームソフト一覧とにらめっこしていたとき、タイトルの文字を見ただけで、タイトル画面とその音楽が脳の隅のほうからあふれ出てきた。それはまさに、このレビューをみた皆さんに、体験していただきたいことなのだが、今回は自分自身で体感することができた。

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■ゲームとの出会い

おもちゃ屋で何となく買った。買った後に下記のような壮大なストーリーが展開されていることを知り、私には受け止めきれないと思った記憶がある。

■7つのストーリー

星間国家を舞台とした、7つのストーリーで構成される。各ストーリーはそれぞれ異なるプラットフォームで発売され、各々のストーリーが相互に関連性を持っているらしい。また、パスワードにより他機種から援軍を送り込むことができる。

STORY1 ヴリトラの炎/FLAMES OF VLITRA PC-8801mkIISR用。
STORY2 ドゥルガーの記憶/MEMORY IN DURGA FM77AV用。
STORY3 ニルヴァーナの試練/TRIAL OF NIRVANA X1用。
STORY4 アスラの血流/ASURA'S BLOODFUED MSX用、
STORY5 ソーマの杯/THE CUP OF SOMA MSX2用。
STORY6 ナーサティアの玉座/IMPERIAL OF NIRSARTIA ファミリーコンピュータ用。
STORY7 カリ・ユガの光輝/LIGHT OF KARI YUGA PC-9801VM/UV用。

■ゲームの内容

横スクロールのシューティングゲーム(惑星戦)とシミュレーションゲーム(艦隊戦)が合わさった感じになっている。FC版はシミュレーション要素は少ない。
マップ上にある敵の惑星に行き、惑星戦をクリアすると自軍の惑星になる。最終的に敵の本拠地である「ナーサティア双惑星」を攻略する事が目的。

しばらくすると、攻略した惑星が点滅していることがある。これは、敵の艦隊が攻めてきている合図で、自機でその点滅している惑星にいくと、艦隊戦が始まる。艦隊戦は、1ターン毎に艦を配置して敵艦隊と撃ち合い、敵か味方いずれかが全滅するか撤退するまで繰り返す。自軍が勝つと惑星を防衛でき、負けると敵軍に奪われてしまう。

■T&E SOFT

私のなかで、T&E SOFTと言えばアクションロールプレイングゲーム「ハイドライド」のイメージが圧倒的に強い。私は3Dダンジョンロールプレイング派だったので、プレイしたことはなかったが、ハイドライドはアクションロールプレイングゲームというジャンルを確立したと言っても良いと思う。未だに覚えているのが、「ハイドライドⅢ」のキャッチコピーで、「これ以上何を望む」という文言である。グラフィックがすごくきれいになっていたことも相まって、インパクトのある広告に仕上がっていた。T&Eのソフトは持っていなかったなと思っていたが、「遥かなるオーガスタ」のスーパーファミコン版で購入していたことに気が付いた。
※DIVAのFC版はT&E SOFT開発、東芝EMIより発売。

■まとめ

当時、シューティングとシミュレーションを合わせたゲームはほとんどなかったので新鮮ではあったが、何となくどちらも内容に厚みがなく、どっちつかずだったかなという印象はあった。その点、後出しだがこのゲームはよくできていた。

T&E SOFTから、このジャンルにおいても、「これ以上何を望む」くらいの強いワードを使える自信作がでていたのかは分からないが、「これ以上のキャッチコピーもなかなかない」と考えた人は思っているに違いない。

遊びにきていただき、ありがとうございます。ネタが続く限り、更新して参ります!また、サポートのお礼のメッセージを3種類考えました。140文字以内なんで、大した内容ではないですが、最近やっているゲームやアプリのことを書きました。