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NHK BS「ここまで見える!8Kでよみがえる幕末・明治の日本」を観て

2020年の1月に放送されたものの再放送のようですが、つい先日、この番組を見ました。

NHKの説明によると

150年前の古写真に驚きの新発見!オーストリアで見つかった大量のガラス原板に、とてつもない高精細の画像が記録されていることがわかり、東京大学史料編纂所などの国際共同研究によって、これまで肉眼ではわからなかった、幕末・明治の街や人々の知られざる姿が次々と明らかになりつつあります。お寺の壁には微笑ましい落書き。道に立つ男たちの隆々たる筋肉。城の石垣に刻まれた謎の記号。女も男もおしゃれな指輪?「幻の列車」の正体が明らかに!?スタジオでは巨大8Kモニターに、古写真の驚きのディテールを次々に映しだし、ゲストたちと共に堪能。新たな可能性を切り開く古写真研究の成果や、当時の写真撮影の苦労を再現する実験などとともに、現代の技術で明らかになる、幕末明治の高精細写真の世界を徹底探検します。

てっきりドキュメンタリー番組だと思って見たら、どちらかというとバラエティー番組で拍子抜けしましたが、新たに知ったこともあり楽しめました。

その中で一番驚いたのが、湿式ガラス原板の情報量の多さです。

幕末から明治初期にかけて、銀塩フィルムよりさらに古い技法である“湿板”という写真技術で撮影されていたのですが、そのガラス原版が大量にオーストリアで見つかったのが、この番組のきっかけとなっているわけです。

東大でも研究されているのですが、驚きべくことに、この原版を現在のデジタル技術で撮影してみると、現在のデジタルカメラなんかより多くの情報を湿式ガラス原板が持っていることがわかるのです。

だから、拡大すると、細かいところでもハッキリと見えて感動的。

興味がある方は、↑の東大のページを見てみるといいでしょう。

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