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写真だけでなく「撮影体験という思い出」を残すために。

先日、友人の前撮りをさせていただきました。
ありがたいことに友人を中心にカップル、前撮り、家族写真など幅広く写真を撮らせて頂いています。

その中で感じたことや意識して取り組んでいることを簡単にお話し致します。

どうぞ最後までお付き合いください。

良い写真とは

まず最初に話したいのは写真は誰でも撮れるということ。
最近はスマホでも綺麗な写真が撮れるようになりましたよね。
これは本当に凄いことで写真が生活の一部として欠かせないものになりました。
最近のカメラも著しく進化しています。

約10万円もあればそれなりのカメラが購入できて、簡単に瞳にピントが合ったり、シャッターを押すだけで綺麗な写真が撮れるので嬉しい限りですよね!

さて、あなたにとって良い写真とはなんですか?

・画質が良い
・ボケる
・ブレていない
・ピントが合っている

など、人によってその基準は様々だと思います。

誰かに撮ってと頼まれた時に僕が考える良い写真とは、
相手に寄り添えている写真だと考えています。

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「相手に寄り添う」

パッとイメージが湧きますか?
表現が抽象的で分かりにくいですよね。

例えばどんなに良い雰囲気の写真を撮っても、
相手がそういう写真を望んでなかったとしたら?

写真を撮ると言うことはコミュニケーションそのものだと思います。

・どんな人なのか
・何が好きで何に興味があるのか
・どんな思い出があるのか
・どういう気持ちで撮影に臨むのか
・撮った写真をどうしたいのか

撮影する前に事前のコミュニケーションは絶対に欠かせません。
それを踏まえて当日はどういう雰囲気で撮影するのか、必要な機材や道具は何なのか。
どういうスケジュールが良いのかなど撮影以上に時間と頭を使う場合もあります。

より良い撮影になるように絶対に欠かせないプロセスです。

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立ち振る舞い

事前のコミュニケーションを終えて準備が整ったらいよいよ撮影です。
ある程度イメージが共有できていればそれなりに写真は撮ることが出来ます。

しかし、「写真だけでなく思い出を残して欲しい」これが僕の想いであり願いです。

撮影の主導権はカメラマンにあります。
つまり、カメラマンによってその場の雰囲気が大きく変わるということ。

考えてみてください。
多くの人が撮られるという体験は緊張すると思います。
そんな中でカメラマンが無愛想であったり、首を傾げたり表情を曇らせたりしていたら...

絶対にイヤですよね(笑)

そんなカメラマンだったら僕なら気を使いますし、表情が硬くなって撮影が終わった瞬間に肩にドッと疲れがのしかかると思います。

「楽しかったね」
「写真が楽しみ」
「撮って良かったね」
「また撮りたいね」
「ずっと笑ってたね」

など、撮影が良い思い出として残るためには、そういう体験をカメラマン側が提供する必要があります。

非常に難しい所ですが、しっかり考えて取り組みたいところです。

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お互いに楽しむ

その場の雰囲気や良い思い出を残すためにはお互いに楽しむことが一番です。

撮影中に上手く撮れないなとか、どうしようとか、ネガティブな瞬間はあっても相手には関係ありません。

そんなことは後から自分一人で振り返って、その場はとにかく楽しく笑顔で明るく元気良く。
これが大事だと感じています。

その為に僕がやっていること。

・相手のことを良く知る
・可能な限りロケハンに行く
・想定されるネガティブ事案への対処法を考える
・撮った写真はその場ですぐに見せる
・主役は自分ではなく相手
・撮る以外は徹底的にサポートにまわる
・とにかく笑顔でジャンプや走るくらい元気よく

挙げ出したらキリがありません(笑)

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今回はあくまでも僕個人の考えです。
僕以上に考えて取り組んでいる方は大勢います。
まだまだ未熟ですが引き続き頑張ります。

自分だからこそ出来ること。

これを自問自答し続け撮影をどう楽しんでもらうのかを
第一にこれからも向き合っていきます。

最後までご覧いただきありがとうございました!

SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている /  出張撮影
写真イベント企画 / 鳥取のPR活動も行なっている。

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「ONE SCENE」というWebサイトで紹介されました


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