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NikonユーザーがCanonを使ってみた

昔からお風呂場は「ひらめく」場所として語り継がれている。そんな温もりに身を埋めながら頭の中をふとよぎった「Canon使ってみたいな」という思いつき。冒頭のひらめきとはニュアンスが違うが、そういった突拍子もない思いつきに原石が埋もれてたりする。

そうと思いつけば即行動でCanonユーザーの友人に一報を入れる。タイミング良く借りられるようで友人と運に恵まれているなと安堵する。

借りたのはCanon 6DmarkⅡとEF50mmF1.8STMの組み合わせ。フルサイズ一眼レフのスタンダードと有名な撒き餌レンズ。一体どんな写りになるのかと興味が湧く。

CanonとNikonでは、その操作系統が異なる。マックとWindowsのような違いに近い。しかし慣れれば思い通りに腕が動くようになるもの。最初はどこに何があって手探り状態であれもこれもと考えながら操作する。その間に撮りたい瞬間を撮り逃したりパッとしたひらめきや気づきが薄れる気がした。そういった意味では日頃から自身の機材に慣れておき、考えずとも体が動くほどに使い込むことの重要性を認識した。

レタッチはしているものの、Canonは発色が良くマゼンダ寄りの印象であった。特に人物の肌などは血色が良くさすがの一言。使う中で赤と青の発色は特に頷ける構成だったように思う。

結論から言うと本当に良いカメラとレンズで、フルサイズの一眼レフでは小型軽量な部類に属する。シングルスロットであることシャッター速度が1/4000までということ、AF測距点が中央に集中していることなどを除いて普段使いには困らない十分なスペックだと感じた。

実際のところスペックシートには表れない気づきは多い。数値上の違いだけでなく手に取った時のフィーリングや自身の撮影スタイルとどれだけコミットするかは使わなければ分からない。カメラ選びはまさにフィーリングだと感じた。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。

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