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初対面の距離感難しいって話し/#304

今年は良縁に恵まれ多くの方に寄り添う時間が増えた。前撮り、家族写真、七五三撮影など。その都度思うのは距離感の難しさ。人にはパーソナルスペースと呼ばれる心理的距離がある。このスペースに人が入ると途端に警戒心が芽生えて落ち着かなくなる。このスペースは歳を重ねるごとに狭まると言われるが、家族や恋人、親しい友人を除けば1-1.5m以上の距離が必要となる。もちろん初対面が相手だとこの距離は長くなり3-5m程度になる感覚だ。

そして、1〜3才の場合はこの距離が極端に広い。人見知りせず誰にでも興味のあるお子さんは別として、基本的に視界に入ると気になる。3-5mの距離があっても常に気にするようなそぶりや目線を離さないなどが伺える。そうなると普段と違う心理状態であるため、いつものような自然な表情や仕草は生まれない。自然体の姿を捉えられなくなるのだ。

写真を撮る以上に、相手との心理的距離をいかに縮められるか。しかも限られた時間内でとなれば途端に難易度が上がる。1日あればかなり仲良くなれるが、1-2時間ではハードルが高い。

写真以外にもそういった心理やコミュニケーションについて学ぶことも、今後選ばれるフォトグラファーになるために必要なのかもしれない。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。

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