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自分らしく撮る難しさ/#237

写真を撮り続ける上でSNSは絶大な後押しとなる。イイねやリツイート、フォローがあると何とも言えない喜びを感じる。それ自体が気持ちいい快刺激となっている。だから写真を続けようと思えるしSNSのおかげで多くの繋がりから得られる喜びだってある。

しかしSNSとの付き合い方には慎重になる必要がある。なぜなら反応をどこかしら気にしてしまうからである。もっとイイねが欲しい、フォローしてほしいなど人の欲求は留まる所を知らない。

いつの日か自分のためではなく誰かの反応を気にしながら写真を撮るようになっていた。

気づけばそういう状況に陥ることはそう珍しく無い。むしろ知らず知らずのうちにそういった状況に陥っている人は多くいる。

何千枚、何万枚と大量の写真がSNSという大海原で消費される。だからこそ陥りやすいこと。自分らしく撮り続けるのは難しい。

SNSで良い反応を得るためには、分かりやすくインパクトのある写真が重要となる。しかしその多くはどこか見たような写真で新奇性に欠ける。イイね以上でもそれ以下でも無いのだ。

SNSでの反応も大事かもしれない、けれどそれ以上に自分に正直であること。好きなものを徹底的に追い込んで、どう表現していくのかを考え続けたい。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。

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