金欲しさに情報商材７７万円を購入しそうになった話

4月から、今いる温泉街のリゾバをやめて一旦フリーになる。
本気でそろそろ、オンライン日本語教師とその他何かを軸にして、フリーランとしてやっていきたいと思っている今日この頃。
やっぱり、日々SNSで流れてくる、海外ノマドの人たち、成功して報酬を得ている人たちが羨ましい。金、金が欲しい！金さえあれば自由になれる！
そんな時に飛び込んできたのが、「物販」と言う副業。
要は物を仕入れいて売るビジネス。
再現性が高いらしく、私でもできそう。

Twitterで物販と検索ワードを入れると過去に貧乏で苦労した人たちが成功して大儲けをしているツイートが流れてくる。
そしてやり方を知りたければ皆LINEに誘導する。
普段ならLINEに知らない人を追加登録するのは躊躇われるが、何か相談に乗ってもらえるなら、と軽い気持ちで追加した。
ちなみに今回、おそらく情報商材系でも大手？の２社と連絡を取り合っていたがどちらもやり方は大体似ていた。

いくつか質問に答えていくと、個別無料相談にたどり着いた。
どちらも、特徴的だったのは、TwitterやYoutubeなどの本人と話をさせてもらえるのではなく、彼女たちの「ビジネスパートナー」と呼ばれる人たちと連絡を取るよう、促される。

１件目は岡山県在住の同い年の主婦。
２件目の女性も同い年のおそらく独身女性。
どちらも共通しているのが、顔出しNGのみの音声通話。
顔を見せたくないのか、その時はあまり気に留めなかったが、今考えるとただでさえオンラインのみのやり取りのスクールなのに、顔を見せないのも今思うと不審に感じる。
そして、SNSをツイートしていたりする代表に魅力を感じて問い合わせをしてくる人が多いのだと思うのだが、右腕と呼ばれる人たちはあまり魅力がない、というか押しが強いしあまり好感を持てなかったのが正直なところだ。

最初はお互いの自己紹介、どうして物販をしたいのかを確認した後、物販とはどんな物なのか、から説明が始まる。
とにかくスクール金額提示までの説明が、長い！
（今思えば事前にちゃんとYoutubeなどである程度勉強してから、説明を割愛して貰えばよかった。）

聞き出したサポート内容だが、
A社は１人あたり10人くらいのサポートがつき、その人たちが自分の面倒を見てくれるシステム。個別サポート付き。
（１０人のサポートがつくと聞いた瞬間ネズミ講？と不審に感じた。）

B社は基本的に動画を見て実践し、わからないことがあったら質問に答えてくれる、個別サポート付き。

大体何人くらいが登録していてどれくらいが１０万円以上の成果を出しているのか大体の人数を聞いたところ、A、B社とも日報を義務付けてないので何人かは具体的に言えない。でも多くの方が成果を出しています。（ここ強調）しか言わない。

そしてどちらも個人サポート付きで謎の同額７７万円！
サポートなしは４０万。（基本的にビデオ見て自分でやってください、で４０万円。）

B社はこの電話で決めてくれたら８８万円を７７万円にするとのことだった。

A社はスクールの金額説明まで話が住んだら
「Mさん！一緒に稼ぎましょうよ！頑張りましょう！私たち地元も近いし会えますし！」
など一気に畳み掛けてあまりのストレートな勧誘にひいた。
まだ顔も見て話もしたことのない人と、プライベートで会いたくないし、ランチ会というのも特に参加したいと思わない。

スクールをいくつか説明を聞いて検討したい、と伝えると（消費者として検討するのは当然だと思うのだが）
「いつですか？どこのスクールですか？説明聞いた後またお電話差し上げてもいいですか？」と必死さが伝わる。
彼女の言葉の先に「ノルマ」という言葉が脳裏を掠めた。

根拠もない、稼げる！仲間がたくさんいる！皆で頑張ろう！で７７万は出せるほど純粋でもないし、何より担当者に好感が持てなかったので、それ以降連絡は止めた。

B社は1回目の電話が1時間半ほどあり、正直雑談が半分以上で全く本題に入る気配がない。
それどころか次回詳しく説明するからまた予定を教えてほしい、説明は2時間見てほしい、と言われた。
めんどくさいなぁと思いながら承諾。
どれだけ鈍感なんだ自分。
とりあえず物販で稼ぐノウハウを知るにはスクールに入った方がいいだろう、とは思っていたのである程度のお金は覚悟していた。
完全に学校に入れば解決する、という気持ちでいたのが間違いだったし、物販スクール、という名前がついているけれど、ただの情報商材屋さんだったのだと気づいたのは3時間の説明を聞いて、1日経った後だった。