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音楽の才能がない僕が、人生で初めて曲を作ってみました。

人生、ある程度生きると、自分がどういう人間なのか、わかってくる。
そして、自分に向いていること、向いていないこと、できること、できないこと、そういうのも、自然とわかってくるようになってゆく。

僕は、昔から音楽に憧れを抱いているが、才能がないということはわかっている。
中学生の頃にギターに挑戦してすぐ挫折し、大学生の頃にボーカルとドラムに挑戦してすぐにやる気がなくなり、社会人になってDJに挑戦したが、それも長続きしなかった。
会社の同僚とバンドを組み、ボーカルを担当したこともあったけど、自分の才能の無さに嫌気がさした。
その頃、弾き語りライブをする機会があったが、ギターも弾けないし、歌も上手くない僕が、どうすれば想いを伝えることができるか考えた挙句、ギターを弾かずにお客さんの手拍子だけでアカペラを披露してこともあった。
そんなどうしようもない僕としては、音楽活動をしている人全員に、敬意を評したい。

僕に負け癖がついているからかもしれないが、基本的に「生まれ持った才能が全てであり、それがなければ何事も大成することはない。」と、思っている。特に、芸術の世界においては「努力は報われる、という浅い理想論を語るのは非常に危険。」で、もっと有意義に過ごせたはずの人生を、無駄にしてしまう可能性があるように思う。

ただ、個人的には、挑戦することを否定することだけは、したくない。
多くの人に残酷な現実が待ち受けているかもしれないが、「挑戦してみて、ダメだったら潔く諦める。」「失敗したとしても、少なくとも”挑戦した”という結果は残せる。」という経験値は、年を重ねるにつれて、大きな財産になっていることもわかってきた。
人生一度きりなら、やらないで後悔するより、やって後悔して、大きな教訓を得る方が、かっこいいのではないだろうか。

僕には音楽の才能がないとわかりきっているけど、曲を作ってみることにした。
ただ、演奏はできないし、歌も歌えないし、そもそもどうやって曲を作ればいいかもわからない。
なので、音楽に携わっている知人にお願いし、デモ音源を作ってもらった。それがこのEDM。

https://youtu.be/X_i9rB2GYpM

デモ音源を聴いたとき、僕は眠れないほど興奮した。それは、曲が良いかどうかというより、自分が人生で初めて、この世になかった曲を生み出すキッカケを作り、実際に一つの形にすることができたからだ。
他の人が聞いても、「どこにでもあるような曲。」と、言われてしまうかもしれないけど、僕にとっては大切な曲。

そしてこれから、この曲をもっと磨いて、良い曲に育てていくつもりだ。そして、1人でも多くの人の心を揺さぶるような曲に育てたい。

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