
FANATEC Clubsport Steering Wheel Formula V2のちょっとしたレビュー
2022年10月修正!(新型のF1 EsportsならAdvanced Paddle Moduleが使える旨追記!)
ちょっと先日、思い切った買い物をしまして( ;´Д`)
このなんと高い…バンドルを買うに至った経緯はこちらに書いていますので、気になる方はどうぞ。
既にFANATECのClubsport Steering Wheel F1 Esports(以下F1 Esports)というステアリングは持ってたんですが、VRのOculus Quest 2を導入したことによって手元ですべて操作できるようなボタンが欲しいなとちょっとだけ思っていました。
いろいろあり、最終的には全部もろもろ付いたセットを買ってしまったのです。今回は、もともと持っていたFANATECのF1 Esports(私のレビュー記事はこちら)と、そのセットに同封されているFANATEC Formula V2ステアリングを比較していこうと思います。
2021年6/5に色違いのFANATEC Clubsport Steering Wheel Formula V2.5ステアリングが発売されました!
このV2ステアリングとの違いをまとめたので、ご確認ください↓
FANATECのFormula V2ステアリングとF1 Esportsステアリングのサイズとか重さ
フレームのサイズや、重さはほとんど同じです。ちなみにV2ステアリングは1245g。F1 Esportsステアリングは1200gです。
厚みも大して変わりませんが、少し全面パネルの厚みは少し違うぐらいでしょうか?
FANATECのFormula V2ステアリングとF1 Esportsステアリングの外観と材質
ただ、剛性に違いを与えるものとしてフレームと材質があると思うのですが、ステアリングの剛性について、私はその違いを感じることができません。V2ステアリングは中央からグリップを3本のカーボンので支えている構造に対し、F1 Esportsステアリングは、2本のアルミで支えています。
Formula V2ステアリングの材質はカーボンで、Esportsステアリングに対してボタンがたくさんあります。(大雑把に書いてすいません。)
まだうまく使えてないですが、XボタンやRTボタンのすぐ下にあるダイヤル型スイッチで、何かのパラメータを変化させたり、中央にある赤い小さなボタンは上下ができて、これも何かのパラメータを変化させるのに使えると思います。
中央の3つのオレンジ色のダイヤルのうち、1つはステアリングのモード切替ダイヤルなので、レースには使えないと思いますが、両サイドの2つのダイヤルでこれもまた何かのモードやパラメータを割り当てできると思います。具体的な構想もなく見切り発車で買ったので、こんなことしか書けません笑 ただ、男心をくすぐるボタンがいっぱいで見ていてワクワクします。使いこなすのは大変だと思いますが。
裏面のクイックリリースシステムの色は赤のメッキで、とても高級感があります。一方F1 Esportsステアリングは黒いメッキで、全然悪くないし文句も全くありませんが、赤と比べてしまうとワクワク感は少し下がります。全然悪くないんですが。で、よく見てみると、FormulaV2ステアリングは、クイックリリースとステアリング本体のアルミがちょっと黒っぽいメッキ加工ががされています。一方F1 Esportsはアルミの色そのままな感じです。これも、高級感向上に貢献しているかと思います。まぁ、裏面なんで…あんまり気にならないんですけどね笑
細かすぎて、プレイ中は全然気にならないこととしては、Formula V2ステアリングは裏面はしっかりプラスチック製のカバーで覆われています。
一方F1 Esportsステアリングはパドルあたりから基盤や配線が丸見えです。何度も言いますが、裏から見たらの話なので、使用中全く気になりません。
裏面のプラスチックは、V2ステアリングは、グリップに使われているものと同様のマッドな感じ。一方、F1 Esportsステアリングは、グリッププラスチックはV2と同様に見えますが、それ以外の部分は少しテカテカなプラスチックで、前面のアルミの塗装と同じ感じになっています。どちらもいいと思います。甲乙つけがたい。
ちなみに、開封時についているクイックリリースに刺さっているこの黒いピンですが、長期保管用のピンだそうです。これを刺すことによって中の5つの球が内側に押さえつけられるのを防止しているようです。
結構大事なこと
Formula V2ではPodium Advanced Paddle ModuleやClubsport Magnetic Paddle Moduleが使えますが、旧F1 Esports(F1 Esports V2では無いヤツ)は着用できません。
純正のパドルをAdvanced Paddle Moduleへ変えたいなと思っている方は注意。
Advanced Paddle Moduleの取り付け記事についてはこちら。
FANATEC Clubsport Steering Wheel Formula V2の同封物のネジについて
FANATECのマニュアルの中には、「ボルト止めは必要ない」と書いていますが、DDおよびステアリングの箱の中にステアリング固定のためのボルトが入っています。使用するかしないかはご自身でご判断ください。
ちなみにバンドルの中には3つのネジがあります。
①簡易クイックリリースシステム用の普通のボルト。
②CSL, CSWにクイックリリースシステムを固定する用のボルト。(これはFormula V2ステアリングの箱の中に入っています)
③DDにクイックリリースシステムを固定する用のボルト。(これはDDの箱の中に入っています)
※写真の中の2つのボルトが上が②、下が③
私はずっと②と③のボルトが同じだと思い込み、ずっと②のボルトでDDに接続しようとしていましたが、長さが足りず固定できず。後で気が付き③のボルトを使いました。
全体的なFANATEC Formula V2ステアリングとかのまとめ
F1 Esportsステアリングと比較してサイズや重さが大体同じなので、レース中にハンドルを切る際の操作感は、ほぼ同じと言っていいです。違いとしては、
・両方ともCSL・CSW・DDのどのホイールベースでも使えます。
・Formula V2ステアリングはPodium Advanced Paddle ModuleやClubsport Magnetic Paddle Moduleが使えます。一方(V2がついていない旧)F1 Esportsは着用できません。(F1 Esports V2は着用可)
・Formula V2ステアリングは内部にモーターがあり、振動機能があります。F1 Esportsと比べて…いまいち違いを感じていません。(ソフトでカスタマイズすると違うのかも?)
・ボタンの数が全然違います。
・V2ステアリングの方が、やっぱカッコいい
・V2ステアリングの押しボタンがEsportsステアリングのものよりほんのちょっとだけソフトでクリック感がいいような気がします。
・あと、V2ステアリング、いいお値段します。F1 Esportsもいいお値段しますが。それ以上に。
・このV2ステアリング、F1 Esportsもそうですが、フォーミュラーカー、GTカー、MX5で使用していますが、問題なく使用できます。径が小さい分、大口径のステアリングに比べFFBがダイレクトに伝わりやすいです。ラリー関係のソフトは持ってないので、そっちは試してません。
これらを気にしないのであれば、一番高トルクなPodium DDで使用する場合においても、F1 Esportsステアリングで十分じゃないのかなと思います。
ただ、やっぱり手に入れて比較するとV2ステアリングの方がとてもワクワクします。少しでも欲しいなと思う方は、買い替え時に無駄にかかる出費や手間を考えると…買ってしまったほうがいいなと…遠回りした僕は思います。
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