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プロメア感想文

 仕事終わりにプロメアを見て来た。5月公開の映画をまだやっていることに驚いたがアニメ映画はある程度見ておきたかったので1日1上映でも見に行ける時間で助かった。木曜日の夜という時間帯だが席は結構埋まっていたため結構人気作なのだろうか?例の如くネタバレが(以下略


ノリと勢いという言葉を体現した作品

 この作品を見て思ったことは感想文を書き辛そうだなということだ。とにかく話のテンポは速いし、戦闘や設定はよくわからないこともあるし、かといって話についていけないというほど複雑な話ではない。ただ文章で上手くこの作品の面白さを伝える自信はない。個人的には10代の頃に好きだったノリかもしれない。「燃える火消し魂」という謎のパワーワードが印象的だった。


主人公ガロの出動方法がユニーク

 火消し馬鹿であるガロはバーニング・レスキューの隊員であるが火事が起きたときに消防車が発射装置となり小さなモビルスーツみたいなものと一緒に発車されるシーンがある。ガンダムのザメルの長距離砲から発射されるような感覚でビルの108階に飛ばされる。そこで火元であるテロ集団バーニッシュと戦うのだがとにかく忙しくて激しい戦闘だし、何が起きているかはよくわからないこともある。炎描写が独特な作品だろう。


展開はオーソドックス

 ガロが尊敬するクレイは初登場時から既にうさんくさかったし、ラスボス臭も十分放っていた。影で行っていた計画は非人道的なものだったし主人公が裏切られるのも王道的展開だろう。途中で出てくるクレイに殺された博士の仮想人格はシリアスな話になってくる展開なのにノリが軽くて笑ってしまった。偶然主人公のガロとバーニッシュのリオが来なければクレイの計画を止められず地球は滅んでいたらしい(笑えない話だ)。


人がゴミのようだ

 ガロとリオが2人で博士が作ったロボットに乗ってクレイの方舟に乗り込むシーンがある。そこで艦橋を蹴飛ばすのだがそのたびにクレイと秘書の背後にいる人員が衝撃で浮いたり酷い目にあっているのが笑えた。なぜかクレイと秘書は衝撃を受けないので謎である。


ドリルはいいものだ

 クライマックスでガロが敵に捕まったリオを助けに行くシーンで再びバーニング・レスキューと合流する。尻が燃えているシーンにはつい笑ってしまう。今度の装備はマッドサイエンティストによりドリル装備が適用されていた。これで一気に動力部までいけるのでやはりドリルは最強。グレンラガンを思い出す展開だった。


色々あって地球をぶん殴って一件落着

 過程は省くが地球が滅びる根本的な原因を取り除けばいいじゃないかということで皆の力を合わせてなんか地球をぶん殴る。地球どころか太陽とその他の惑星まで影響を与えている気がするが気にするなということだろう。ガロが結局皆を救うのだがクレイは助かってもその後は大変そうだ。


おすすめ文献

プロメアに対して熱い思いを吐露した桃之字君の記事はこちら。
非常に面白いのでおすすめだ。
君もプロメアのように本能で燃え上がれ!
北九州は今ならまだ映画館に行けば間に合うぞ。



おわり

 とにかく最初から最後まですっ飛ばしていた印象だ。考えるな、感じるんだという作品は久しぶりだったので楽しめたと思う。クレイとのバトルでいちいち技の名前が出てくるのはいい演出だと私は思う。威力はすさまじいのだが技名はかっこよくはなかった。消防士とロボが合わさった作品という印象である。
 7月に入り夏休みも近づいてきた。今月と来月はビックタイトルも増えるので出費がかさむだろう。個人的には新海誠監督の最新作「天気の子」は要チェックだ。CMで何度も見ているが爽やかRADの楽曲とも相性が良いし、君の名は以来ずっと待っていた作品だ。今年の夏も楽しみが多そうだ。

#映画 #プロメア #燃える火消し魂 #燃えたい本能

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