野球との出会い その1

こんばんわ、マジュフォンです。球春到来!プロ野球では各球団が春季キャンプを各地で行っていますね。筆者はオリックス・バファローズファン(10年くらい)ですので、明日から明後日まで宮崎で初のキャンプ視察体験する予定です。すごくわくわくしているので今から非常に楽しみであります。そこで野球との出会いについて振り返ろうと思います。



漫画「キャプテン」との出会い

ご存知の方も多いのではないでしょうか。ちばあきおの野球漫画「キャプテン」です。多分小学校の時に親からもらった漫画の中の1冊にあったような気がします。

話としては野球の名門青葉中学の野球部の2軍の補欠だった主人公谷口が転校した墨谷二中で野球部に入ります。入部初日に青葉中学のユニフォームを着ていたことで、チームメイトから勝手に青葉のレギュラー選手だと勘違いされ、気が弱い谷口はそれを言い出せません。

練習で谷口が下手くそなことがすぐにばれてしまい、悔しい思いをした谷口は陰ながらすさまじい努力をして次期キャプテンに指名され、墨谷二中を青葉中学を倒すまでのチームに引っ張っていくお話です。

wikiを見たらイチローや新庄も好きだったみたいですね!初耳です。


不器用だがとにかく猛練習あるのみの漢・谷口

見所はとにかく努力努力努力のシーンが多いことです。そもそも主人公の谷口は気弱で野球も下手くそです。ただ真面目さとそのひたむきさを練習にぶつけることで、周囲をあっといわせるほど上達していくのです!技術的な描写はほとんどなく、主に練習やメンタル的な描写が多いです。

最初は父ちゃんと二人で夜の神社か何かでひたすらキャッチの練習をしています。父ちゃんが大工なので秘密の特訓用に特別なマシンを作ってくれます。

これがものすごい威力で直撃するとめちゃくちゃ痛そうなんですが、谷口はへこたれません。父ちゃんがもうやめとけ、といっても谷口はこれくらい青葉のレギュラーならとれるんだ、と言って練習をやめません。痛いとか辛いとか泣き言を言わずにただひたすらマシンの球を受け続けます。頑固一徹というか執念というかそんな感じです。その気迫に幼い私は感動してしまいました。

いわゆるスポコン、根性論の作風で現代では受け入れられないかもしれません。原作ではあまりの激闘に外野手が試合中に気を失ったりします。私は練習のやりすぎは反対ですが、谷口のような強い意志は何かを上達する上で絶対に必要なモノだと思うのです。

野球部の練習とは別に毎日父ちゃんと秘密の特訓をする谷口は少しずつ着実に野球がうまくなっていきます。そして4番サード谷口で定着するのですが、超かっこいい!有言実行の漢谷口!

それを見た相手の青葉中学の監督が「あんな選手がうちの2軍の控えにいたのか?信じられん!」という台詞を残しています。そして名門校相手に見事な試合をするのです。

谷口は口は上手くないし、急に部員に厳しい練習を課したりして部員から疎まれる時もあります。しかし彼は誰よりも厳しい練習を己に課しており、誰よりも野球が上手くなりたいという欲求が強い男なのです。

そうやって厳しい練習をこなした谷口が上手くなっていくからこそ、彼の言っていることは正しい!という説得力が生まれてくるのだと思います。読者として谷口の魅力にすごく引き込まれます!実際に部員達も最初は半信半疑でしたが、キャプテンの猛練習する姿を見て自分たちも頑張ろうと決意するのです。


おわり

谷口というキャラクターとの出会いは私に雷のような衝撃を与えました。素直に彼がすごい人だ!と思ったし、彼のようになりたいと強く思いました。谷口は基本的には優しい男ですが、己にはとことん厳しいですし、必要とあらば仲間にも厳しくできる男です。そういった所に憧れてしまうんですよ。

不器用でもただ愚直にストイックにというその姿勢はその後の私の人生の指針のようになりました。そのおかげで上手くいったこともあれば大失敗したこともあります。ただやはり何かを上達したいと思った時は谷口のことを思い出すのです。ああ、才能がないなんて言ってないで練習しないとな、と。

今思うと野球とのなれそめはキャプテンで、ルールやプロ野球選手の名前を覚えたのはパワプロでしたね。

とにかく私が言いたいことはちばてつおのキャプテンは最高なので是非読んで欲しい。あとアニメも最高だ!私からは以上だ!解散。


#野球 #キャプテン #谷口 #根性 #努力の人 #不屈の男

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