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能登まち歩きの「おもてなし」-七尾市編-

はじめに

七尾市は石川県能登半島の中心部に位置し、その魅力は歴史的な建物、豊かな自然、美味しい食文化、そして地元の人々の温かいおもてなしにあります。そんな七尾市内の魅力的なスポットを四章に分けて紹介します。

第1章: 高澤ローソク - 和の灯りに込められた温もり

七尾駅から徒歩5分、御祓川沿いを進むと、紅い欄干の橋が見えてきます。この橋は、七尾のシンボル的な商店街、一本杉通りの入口を示しています。ここに、1892年創業の和ローソク専門店、高澤ローソクがあります。

高澤ローソクは、自然の材料で作られた和ローソクを提供しています。その製品は、環境にも身体にも優しく、温かみのある灯りをもたらします。特に、絵ろうそくや菜の花ろうそくなど、オリジナルのアイテムが揃っており、伝統と革新が見事に融合しています。高澤ローソクの灯りは、静かな夜に心を癒し、訪れる人々に安らぎを提供します。

第2章: 鳥居醤油店 - 能登の風味を届ける老舗

一本杉通りをさらに進むと、鳥の姿をした暖簾のロゴが目印の鳥居醤油店が現れます。この店は、能登産の大豆と小麦を使用し、2年間かけてじっくり熟成させた醤油を販売しています。

鳥居醤油店の醤油は、濃厚な香りと旨味が特徴で、地元の料理に欠かせない存在です。仕込みから瓶詰めまで全て手作業で行い、均一の味ではなく、自然の風味を大切にした確かな味わいを提供しています。訪れる人々は、店内で醤油の歴史と製法に触れ、能登の豊かな食文化を堪能することができます。

第3章: 布施酒造 - 伝統を守る家族の絆

次に紹介するのは、1876年創業の造り酒屋、布施酒造です。ここでは、家族一丸となって作る伝統の日本酒が楽しめます。特に古酒をメインに、3年、5年といった熟成年別の原酒を販売しており、古酒には珍しいワンカップサイズもあります。

布施酒造の日本酒は、長い年月をかけて熟成され、その深い味わいと香りが特徴です。家族の絆が生み出す酒造りの技と心意気に触れ、訪れる人々は七尾の伝統と誇りを感じることができるでしょう。

第4章: 七尾フィッシャーマンズ・ワーフ - 港町の賑わい

最後に紹介するのは、七尾フィッシャーマンズ・ワーフです。七尾は古くから港町として発展してきました。府中波止場は、その中心として、奥能登・能登島やその他の臨海部の海と陸の接点を支えてきました。「フィッシャーマンズ・ワーフ」とは、「漁師の波止場」という意味です。

ここでは、新鮮な海産物が豊富に揃い、地元の人々や観光客で賑わいます。新鮮な魚介類を使った料理が楽しめるレストランや、地元の特産品が並ぶ市場など、訪れる人々に七尾の豊かな海の恵みを感じさせてくれます。


七尾市は、その豊かな歴史と自然、そして人々の温かいおもてなしに満ちています。このエッセイを通じて、七尾の魅力を少しでも感じていただけたなら幸いです。次回の旅の目的地として、是非七尾を訪れてみてください。きっと、心に残る素晴らしい体験が待っていることでしょう。

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