百名山でトレラン練:美ヶ原でも鍛えられるのか?
50歳をすぎたので100マイラーを目指してトレーニング中のナカガワです。今回は長野県の百名山「美ヶ原」でトレラン練してきたので紹介します。
・美ヶ原は百名山なので一度は行っておきたい
・だけど高低差がぜんぜんなく物足りないので行きそびれている
そんな方にピッタリのコースかと思います。ぼくがまさにそうでした。
※駐車場を使うのでマイカー向けです
コースはこんな感じ。距離21.1km、累積標高1,122m。
GPXデータなどはヤマレコ、Stravaへ
美ヶ原美術館から先に足を伸ばしてますが、つぶれたドライブインがあっただけでした。
コースの概要
・三城いこいの広場駐車場からスタート
・標高1400mから標高2006mの茶臼山まで一気に上昇
・その後は13kmほど美ヶ原の砂利道を走る
・標高2008mの王ヶ鼻まで来たら一気に600m下山
・そこから2.5km、やや登りのロードをしっかり走ってゴール
といった内容になります。
より細かな内容は下記をご覧ください
まずは新宿から松本まであずさ71号で3時間10分ほど移動
松本駅すぐにあるカーシェアをレンタル。松本駅から登山口までは30分程度。
ところでワゴンRってこんなにかわいい顔になっちゃったのね。初代の黒いやつしか知らなかったから「ワゴンRどこだどこだ?」って探しちゃった。
こちらがスタート地点の三城いこいの広場駐車場。厳密には、その隣の登山者用駐車場から。「登山者の駐車場はお隣です」。本当にお隣です。徒歩0秒。
三城の読み方は「さんじろ」。三城の地名の由来は諸説あるようではっきりしたことはわかっていないそうです。2つのAIに聞いても答えはわからなかった。
こちらが登山者用駐車場。連休初日の10時過ぎで半分以上空いてました。穴場ですね。
オートキャンプ場駐車場側には自販機もトイレもあり、そちらを利用できます。
三城オートキャンプ場受付棟の脇を通り抜けてスタート。まずは茶臼山まで、約4km、600mを一気に登る。15%勾配なのでそれほど急ではない。
最初は川沿いを行き、岩がゴロゴロしてきたら少し急登に。その後笹尾根に出たら茶臼山にゴール。すごく気持ちの良いコースなのに人がぜんぜんいない。茶臼山までひとりもすれ違いませんでした。
茶臼山まで来たら北上し美ヶ原へ向かいます。最初は少しガレているけど、ほとんど高低差もなく穏やかなトレイルが続きます。
ただこの日は風がめちゃくちゃ強かった。走ろうとすると体を持っていかれるレベル。なのでノッシノッシと歩かざるをえなかった。
砂利道に出たら美ヶ原。美ヶ原って知らなかったのですが全体が牧場なんですね。だから道の両側が柵で区切られている。あちこちで牛さんたちがのんびりしてる。
この牛さんたち、何をしてるかっていうと「避暑」に来てるんです。まじで。僕らと一緒。
5月〜10月の暑い期間だけふもとの牛さんたちを預かってきてここに放牧してのびのびと暮らさせるのが目的のめずらしい牧場なんですって。
1箇所目の補給ポイントは「美ヶ原高原ホテル山本小屋」。スタート地点から7.5km程度の距離。ホームページがすごくしっかりしてるのでキラキラしたホテルを想像していたが「小屋」だった。
こちらで軽食や飲み物を購入することができる。
そこから500mほど北上した場所には2箇所目の補給ポイント「山本小屋ふる里館」。
こちらは観光客たちのスタート地点となっているようで、道の駅的な雰囲気。ここでも建物内で食事ができる。
そこからほんの少し登って「牛伏山」。山頂から東へ下って美ヶ原高原美術館に併設されている道の駅へ。ここで3箇所目の補給ポイント。
こちらの道の駅も昭和感あふれる雰囲気の中、食事ができる。
ここであまりに寒い(この日もTシャツ短パンだった)ので、上だけレインウェアを着て防寒。
どれだけ寒かったかというと、ダウンを着てる観光客もいたほど。寒い。
来た道を戻りほぼフラットな砂利道を4kmほど進むと「王ヶ頭ホテル」が多くの電波塔をたずさえて現れる。すごいラスボス感。
こちらのホテルは日帰り客も中で利用できる4箇所目の補給ポイント「日帰りカフェ2034」があってありがたい。
そう。このコースはいったん美ヶ原までのぼってしまえば補給のタイミングはたくさんあるので、持って行く食事や水は最小限ですむところが良いところ。もちろんトイレもある。
これが色んな人の記録を見たけど全然載ってなかった。もはや当たり前過ぎて記載しないのかわからないが、補給の情報がなさすぎて水の予備を2リットル持っていった。もちろん全然使わなかった。
ホテルの裏にまわると美ヶ原の最高地点「王ヶ頭(2034m)」へ。
王ヶ頭から1.5kmほど進むと王ヶ鼻へ。
王ヶ鼻山頂は火山特有の板状節理が豊富に見られた。岩石好きとしてはたまらない。
ここで美ヶ原高原は終了。ここから3km一気に下る。2008mから1385mへ。高低差618m。こちらの勾配は20%なので最初の登りよりも勾配は急。
最初はガレガレしていて走りにくいが、しばらくすると芝生が生えた、とても走りやすいトレイルになり、つづら折れで降りていくのでそんなに斜度を感じない。
登山道を終えるとキャンプ場の脇を通り抜け車道へ。
ここからが「トレラン練」として最後の正念場。2.5km程度だけど、じわじわ登るロードをしっかり走って鍛えておきたい。
ゴール。三城いこいの広場オートキャンプ場の受付に併設されている売店は日帰り客も利用できる。ラムネゼリーソフトがおいしかった。
ということで、いかがだったでしょうか。ハーフマラソンの距離を行く美ヶ原のトレラン練コース。エイドも観光も充実していながら、しっかり走らされる場面があってなかなか鍛えられます。
お疲れ様でした。
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