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心地悪さ

息子のいつもの帰宅後発表会では、2種類のテーマがあって、面白くて笑ったよという出来事以外には、心に引っ掛かってどう受け止めて良いか処理に困っている出来事を話してくれます。

今回は、周囲の意見に口を合わせたことへの心地悪さで、本心と違う行動をしたことの気持ち悪さを感じたようです。

その日の転入生が噂の国出身だったらしく周囲が少々陰口めいたことを言い出し、その場に合わせてしまったそうです。

息子は時事ニュースに無頓着で、PURE100%でもあるので、そういった思想は無く、本当に思っても居ないし考えたことも無い事をうかつに合わせてしまった気持ち悪さがあったようです。
自分に嘘をついてしまったような気になったのかも知れません。

同じ日に同級生から名前を間違えられた(名字の漢字が少し特殊でよく書き間違えられます)のは、気づいたけど指摘するほどでもないわとスルーしたそうです。

なので、四角四面なタイプでも無いので、自分の本心に忠実でない事が本当に心地悪いのだと思いました。

いつものように、二人で相談して、そういう時は多々あるからこれからはこうしてみようか、といくつか選択肢決めて一件落着。

それよりも、自分自身に誠実で居られることが凄いことだ、いつでも自分が何者であるかを忘れずにいてね、と伝えました。

正直、出来事の正誤や許容範囲の幅はどっちでもいいと思っています。
息子がどういう思想や意見を持っても、これから変わって行っても、個性だと思います。
もちろん、他の方に対してもそう思っています。

ただ、自分に誠実であることだけは大事にしてほしいな、と願っています。
そして、たぶん私だったらもうそんな些細な不快感をおざなりにしてしまっているなぁと、また反省させられました。
確かに周りに合わせた後の、なんとも言えない疲労感はあるのに、それに慣れてしまって本音に我慢させっぱなしです。

モヤモヤする気持ち悪さを、取りこぼさずにキャッチできる息子が羨ましいな、と感じます。
その点でものすごく優秀だと思っているので、これからもお手本にしようと改めて思いました。


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