10/1奈良を行く2(元興寺塔跡~御霊神社~元興寺)
こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<朝は不穏なニュースで目覚めました。Jアラートって初めて耳にしました>ミツルギです。
わらび餅を食べ終え、これからどうするか考えました。
いつもは興福寺の五重塔をチラッと見て、奈良公園、東大寺、春日大社といった感じなのですが、今日はちょっと違う方面に行くことにしました。
もうかなりの時間を興福寺に費やしているので、近場で何か行ったことのないところはないか? と思ったのです。
ならまちをじっくり見て、元興寺に行くことにしました。
ならまちは思い出深いです。
落研の卒業公演『追い出し寄席』をならまちセンターのホールで行ったのです。
それまで奈良県文化会館の小ホールだったのですが。
決められた道の上を行かなかったのではなく、行けなかったのです。
自分たちには相応しいと思いました。
ならまちは・・・凄いカフェ通りになってました。
古民家カフェ、古民家小物屋さん
が、並んでます。
私が好きだった団子屋さんはありませんでした。
結構、派手めな通りになってます。
昔は地味な通りだったなー。
一路、元興寺に向かいます。
いや、いろいろ見るものがあったので、寄り道しながらですが。
そして、着いたのが
『元興寺塔跡』です。
お寺に行こうとして、塔跡の方に行ってしまいました。
地図で確認して行ったのにです。
ならまちは不思議がいっぱいです。
この門をくぐると、
空地が広がってました。
土台が残ってるだけでした。
それと『元興寺』と書かれた石がありました。
約72mの高さを誇る巨大な塔だったらしいです。
1859年に焼失してから再建されてないのだそうです。
『啼灯籠』です。
奈良にある灯籠の中では2番目に古いそうです(1257年製)。
新しい灯籠を寄進したので、古い灯籠を変わりに貰い受けたところ、夜な夜な啼くので元に戻されたらしいです。
1944年に地震で倒壊したのですが、2010年に修復されたそうです。
よく見るとひび割れが見えますよね?
できれば、壊れたときと修復されたときにも啼いてほしかったです。
記録にはないです。
コスモスが咲いてました。
不似合いだけど、それがいいと思いました。
五重塔があったころ、こんな感じではなかったでしょうねー。
ひっそりとしておりました。
入ったとき、無人パンフレット発売所で100円払って、買ったのですが、どこかで無くしました。
なんか何も残さない感じが相応しい気がします。
お隣に神社があったので行っておきました。
『御霊神社』です。
立派な神社です。
御霊神社のホームページには
「当神社は延暦十九年(八〇〇年)人皇第五十代 桓武天皇の勅命により御創祀された社です。」
とのことです。
時代を見てきたのでしょうねー。
気になったのがこの狛犬です。
足に何かグルグルしてますよね。
ミサンガではありません。
『狛犬の足止め祈願』
というらしいです。
御霊神社のホームページには
「江戸時代から伝えられる願掛けの方法で、家出人や悪所通いの足が止まりますようにとの願いや、ならまちでは子どもたちが神隠しにあわないようにと狛犬の足に紐を結んでいました。
近頃では「恋人とこれからも一緒にいられますように」「客足が遠のきませんように」などの願いが込められるようにもなり、多くの人々がお参りの際に紐を結んでおられます。」
結構、都合のいいように拡大解釈されているようです。
それでいいと思います。
願いを込められる狛犬って、私初めて出会いました。
そして、ちゃんと『元興寺』へ。
昔はならまち全体が元興寺の境内だったようです。
入口の東門自体が重要文化財なのだそうです。
まず、これに圧倒されました。
意味わからなくても凄いでしょ?
『法輪館』です。
収蔵庫です。
いろいろ仏像などが収められています。
真ん中に国宝『五重小塔』があります。
その周りに仏像が配置されているのです。
『弘法大師坐像』とか『聖徳太子』の像とか。
もう仏像で満腹になりました。
屋根瓦が変わっているのわかります?
瓦が一部、ごま塩っぽくなっているのです。
禅室の本堂側と本堂の禅室側です。
飛鳥時代の古式瓦だそうです。
『禅室』です。
国宝です。
時代を物語ってる気がします。
鬼の休憩中です。
起こさないように静かに動きました。
『元興寺ホームページ』によると『かえる石』は元々、大阪城にあったらしいです。
それがいろいろあって、第2次世界大戦後行方不明になり、昭和33年にこちらに安置されるようになったそうです。
元々、この辺りの石だったんでしょうか?
かえる力があったんじゃないでしょうか?
ちょっとギョッとしました。
首がボンと置いてあります。
始め目を疑いました。
最後に入ったのが極楽堂(本堂)です。
こちらも国宝です。
やっぱり仏像がたくさんいる場所と本堂は空気が違います。
見えない力を感じるのです。
それが1300年の歴史か? 祈りの数々か? わかりませんが。
心洗われた気分になっちゃうのは、私が単純なせいでしょうか?
出口には彼岸花が咲いてました。
曼珠沙華と呼んだ方がいいでしょうか?
赤ではなく白だったことが、なぜか元興寺っぽいと思った次第です。
まだ、つづきます。
つづく
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