【Måneskin】黙ってイイ子ちゃんしてな。
2021年5月。
私は、念願の『Eurovision』を夫と見ていた。
Eurovisionとは、国対抗の音楽コンテストのこと。
ユーロってついていても、参加者はヨーロッパの国だけにとどまらない。ロシアやアゼルバイジャンなどからの参加者もいる。審査員には、オーストラリアもいた。
各国代表のパフォーマンスを見て、視聴者からの投票と、参加国からの投票(自国への投票は不可)で優勝国を決める。
優勝した国は、次回のEurovision開催国となる。
夫曰く、「開催国になっても、お金がかかるだけだから、どの国もEurovisionに優勝したがらない」という、やる意味を問われるコンテストらしい。
優勝はしたくないけど、有名になりたいからなのか、真の目的は不明だが、「ちょいやりすぎ」で「もしかして悪趣味?」な演出が続出のこのコンテスト。今年はかなりレベルが高かったようだ。
夫は過去に何回もEurovisionを見たらしく、「今年はいつもと違って、笑えん」と言っていた。
私は、マルタ代表のDestinyちゃんのパワフルな声や、
ウクライナのグループのパフォーマンスに圧倒された。
とにかく、全然悪趣味じゃなくて、普通にみんなかっこよかった!
そして、あるグループが出てきて、鳥肌が立った。
彼らの名前は、Måneskin(多分マネスキンと読む)。
まず、ヴォーカルがちょっとフレディ・マーキュリーっぽくて、超絶にイケメン。イタリア語で何を歌っているのかが全くわからないのだが、ベースの音がおなかに響いて、曲もめちゃくちゃかっこいい。
そして、ヴォーカルの声が低くてかっこいい。※あんまりロックに詳しくないので、とりあえずかっこいいとしか書けません。ごめんなさい。
彼らのパフォーマンスに、しびれた!
そして圧倒的人気を得て、Måneskin/イタリアが優勝者/国となった。
彼らが歌った『Zitti E Buoni』という曲は、ちょっとワルぶりたい時、強がりたい時に聴くようにしている。例えば、夫の同伴なしで、一人で移民局に行かなければならないとか、ちょっと治安が悪いエリアを通り抜けなければならないとか、そんな時。
そう、まさに私の勝負曲なのだ。
彼らの曲を聴き、「アジア人だからって、ナメんなよ」というメッセージを周囲に発しながら(発しているつもりで、周囲からは何もわからないだろう)、今日も私は、ヨーロッパにいるガイジンとして生きている。
▼Eurovisionについての映画はNetflixで見れます▼
▼その他Måneskinが歌う、おススメの曲▼
The Four seasonsが元ネタのBeggin'も、最高にかっこいい。Madconバージョンよりユニークで◎!
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