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見ためおしゃれカフェでネパールカレーを出す、しかも月曜日だけの店|長野県飯田市

もう十年ほど前ぐらいからインドカレーやネパールカレーのレストランを地方でも見かけるようになりました。長野県飯田市にもネパール人が経営するレストランがあります。

ちなみに、同じインド系スパイスを使っている点では共通していますが、インドカレーとネパールカレーは若干異なります。

調理方法や素材の違いなどは専門家でないとうまく説明できませんが、彼らに聞くと「南に向かうほど辛くなる」と説明されます。へぇ。

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ついでの話ですが、ネパール人のお店は「ネパールよりもインドのほうが日本人には馴染みがあろう」ということで「インドカレー」と表記していることが多いそうですよ。

そんなお店は「インド・ネパール」と書いたり、ネパール国旗を掲げて密かにアピールしています。

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さて、そんなインド・ネパールカレーのレストランと聞けば、そういうわけで国旗が掲げてあって、ヒンドゥー教の神様であるガネーシャの置物があって、そしてお店の人が「ナマステー」って迎えてくれそうなイメージがありますが、今回ご紹介するこちらのお店は

全く違います。

まずはお店の雰囲気を写真でご覧ください。
こんな感じのお店です。

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・・・というわけで、ご覧のように、いわゆる「おしゃれカフェ」です。

こちらは長野県飯田市にある「山羊印カフェ」というお店です。

すでに名前からして「カフェ」なのですが、出てくるのはスパイスたっぷりのネパールカレーです。

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スパイス専門店が経営するネパールカレーのお店

こちらの「山羊印カフェ」はスパイス専門店「山羊印スパイス通販」が経営するネパールカレーのお店として2012年から営業しています。

「山羊印スパイス通販」は独自ブレンドのカレースパイスを日本全国に通販展開するブレンドスパイスの専門店です。

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ネパールの家庭に伝わるスパイスのブレンドレシピを日本に持ち帰り、日本人の味覚にあわせて配合比率を調整した「オリジナルブレンドスパイス」は、今では日本中の家庭で、またカフェやレストランなどでも使われています。

スパイス専門店が織り成す至高の味

そんな「ブレンドスパイス」を使い、ネパール人直伝の作り方と日本人が経営するインド料理店の作り方をミックスして提供しているのが、こちらの「ネパールカレー」。20種類を超えるスパイスのブレンドからこだわり、ここでしか出せない唯一無二のカレーを提供しています。

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提供されてまず一番最初に気がつくのは、香りが普通のカレーとは全然ちがうこと。香りだけで旨味が感じられます。

聞けば、山羊印のブレンドスパイスを「ふつうのカレー」に少し入れるだけで風味がまったく変わるので、そのような使い方をする愛用者も少なくないのだとか。

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辛いものが苦手でなければ、むしろ甘めに感じるカレーですが、食べ進むにつれ徐々に辛さを感じるようになります。「遠くで辛い」という表現が近いでしょうか。食べ終わる頃には、「スパイス料理を食べたなぁ」という満足感に包まれます。

スパイスの効能は今や日本人が皆知るところです。このお店には「ちょっと体の調子が」だとか、「飲みすぎてしまって」というお客さんも足繁く通ってきます。

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そんなお店のお客さんは、多くが常連客です。それもそのはず、飯田駅裏の閑静な住宅街にあるお店で、しかも看板らしい看板も見当たりません。いわば知る人ぞ知るお店なのです。

さらには・・・このお店、月曜日しか開いていません。

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月曜日だけの営業

こちらの「山羊印カフェ」は月曜日のみ営業するお店です。その他の曜日は、自家焙煎コーヒーのお店「啓榕社」であったり、焼き菓子や自家製パンのお店「カフェ狐+あわいろ菓子工房」になったりします。

これらを総称して「cafe狐(ko)」と呼ぶこのお店は、2012年の開店以来、シェアカフェという形態で営業しています。駅裏のひっそりとした場所に佇む、わずか14席のちいさな店舗。シェアカフェが理由か、看板らしいものもなく、これまでコアなファンに支えられ営業を続けてきました。

他の曜日のお店もかなり個性的なお店ですので、ぜひ訪ねてみてください。

今回は長野県飯田市のネパールカレーのお店「山羊印カフェ」のご紹介でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

山羊印カフェ
長野県飯田市高羽町1−8−1cafe狐内(飯田駅西口公園前)
0265-49-8948(株式会社週休いつか)
営業時間/毎週月曜日11時〜14時半(第3月曜日は21時まで)

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