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産業革命で私たちは幸せになれたのだろうか?

愛知産業大学

岡崎市の東部の緑豊かな丘陵地区に建つ愛知産業大学。
私たちは二〇一一年から「環境町づくり」「観光町づくり」「三河ものつくり学」などの側面から、市民講師の一人としてお話させていただいてきました。経営学科、建築学科、デザイン学科などいろいろな科目を選択している学生さんたちにこんなようなお話を聞いていただいています。
私たち「本気布(マジギレ)」のスタート時点では「まちづくり」への指向性が強くありました。
私は二〇〇七年に始まった岡崎市の「環境まちづくり市民会議」に市民の一人として参加し、環境にやさしい町について学んだり意見を提言したりすることを、原付バイクで転倒し骨折事故を起こすまで一生懸命していたのです。

【マジギレは本気の布】
そこで学んだことは今も本気布の理念の中に生きています。「3R」という三つの「R」。

一、リサイクル(循環)
二、リユース(再利用)
三、リデュース(廃棄物を減らす)

そのRを基本に置くこと。特にリデュースという概念が心に残り、わたしは自分に誓いました。
「極力モノはつくらないモノづくりを目指そう。」少し変な企業ですよね。
そして、わたし自身が考えた「3K」。環境、健康、観光。その三つの頭文字の「3K」を標榜することにしました。

一、「環境」に悪いモノづくりをしない。
二、「健康」に悪いモノづくりをしない。
三、「観光」に繊維産業の視点を盛り込む。

「3R」そして「3K」の町を作る。その理想を胸に『本気布』は船出した企業であり、プロジェクトです。そのことを愛知産業大学さんは理解してくださり、年に一度、もしくは二度の授業でその思いを学生さんたちにお話しする機会を作ってくださっていました。

講話が始まります

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