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Goats Head Soup(Deluxe edition)/The Rolling Stones(1973)(2020)(2020/10/4)


【レビュー】

Stones のアルバム中、自分の中では常に上位に位置している、「Goats Head Soup」、いや、「山羊の頭のスープ」。
中2のときに中古で買ったのも日本盤だったし、禍々しさという意味では、日本語タイトルの方がしっくりきます。

で、本年、ついに出た、デラックス盤。 前にもレビューしましたが、一般的にはあまり評価が高くなく、デラックス盤なんて出ないのでは、と思っていたところに本作がドロップされまして。 最初は小躍りして、これはフィジカルで購入か、と勇んでいました。

なのですが。

値段が高いのは、ポスターだの、豪華ブックレットだの諸々ついているので、そこはひとまず置いておく。

問題は肝心の音源。
目玉は2枚目で、1だの3だのなんかは、確かに、いいです。
あまりブートを漁っていなかった身としては、いずれも初聴で、ああ、かっこいいなあ、ルーズで70年代、Facesっぽいなあ、いい時代だなあ、とか想像したりしました。

でも、後半は、既存曲のインストとかで、まあ、面白いといえば面白いですが、そこまでワクワクはしません。
そして、3枚目は、丸ごと既発のBrussels Affair。
馬鹿にしてんのか。

Stones のアーカイヴは、本当にとりとめがなくて、それはそれでいいのだけど、ちょっといい加減にすぎます。
Decca 時代のは権利関係的になかなか難しいという話ですが、腹を括って、「Aftermath」あたりから、年代順にもう一度整理し直してほしいものです。


【結論】

★1。
個別の曲はいいのに・・・。 本当に、がっかり案件でした。

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