maittana_

人に読まれるつもりがない文

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最近の記事

観てない映画を観たことがある

『海辺の生と死』という映画。 私は、リンゴが木から落ち、川では水が流れるのと同じくらい当たり前の顔をして「観たことある!」と言い張れるんですが、 実際は観たことない。 自粛期間中に、この映画の脚本家が脚本をブログで全公開してたのを読んだんです。 (今はもう消されてたー) 読む前に俳優と舞台の場所を軽く頭に入れてから読み進めたら、今の記憶として残ってるのは映像だけになってて。 永山絢斗が人懐っこい顔で民謡を歌ったり、 満島ひかりが海の中でずぶ濡れになりながら、身体

    • テレワークで実感する"ソーシャル・スペース"の大切さ

      コロナの存在に慣れてきて、騒がれる前の生活が古代より遠く感じるほど…。 特に仕事においては人によってかなり異なる影響を受けてる昨今、今回はテレワークに絞って感想というか気づきを。 家で行うテレワーク自体は、そもそも合う人と合わない人がいるけど、合わなくて辛いと思う人の場合、 その理由は大きく2つに分けられると思う。 ①仕事が私生活空間を侵食していく 家で仕事をすると、今まで家⇄オフィスの行き来により自然と切り替えていた仕事スイッチが、意識的に押さないといけないものに

      • 最先端より最後尾のほうが捉えることが難しい

        タイトルに全てを詰め込んでしまって、 既にここから何を書けばいいか頭がまっさら。 この世を表面的に見ると、前をゆく人、先導する人が輝いてみえる気がしてしまう。 実際に、新しいものをやり遂げるというのは本当にすごいことなんだけど、 実はそんな最先端と同じくらい、もしくはそれ以上に、全てが落ち着き、生活へと馴染んだその後から変化をつけていく、「最後尾を追う人」がすごいんじゃないかと、あくまで漠然と思います。 というのも、 何もない所から何かを生み出す だけではなく

        • このさい屋根の話だけしよう

          暇を持て余してきたので、 建築の話をしちゃお。 建物ごと、建築家ごと、のお話はたくさん溢れてるので、 この際全てを横断する、屋根の話をしたい。 特に、愛するヴォールト天井をぉぉお! ヴォールト天井とは、 いわゆる、かまぼこ型した天井のことです。 この写真はflickrから拝借。 ボールドとかヴォールドとか、色んな言い方がありますな。 もうこれは古代ローマ時代からゴシックの時代まで、ありとあらゆる建築に使われてる、 天井の大御所です。 つまり、めちゃくちゃ

        観てない映画を観たことがある

          『想像もしない未来』を体感中の皆さん

          すごいね。 こんなにも、想像できなかった未来が現実として降ってくること(それも世界的に)下手したら人生最初で最後じゃないかな。 色んな人が、暗くならないよう、家で楽しめることを見つけたり、趣味に没頭したり、 企業がセールスとは別の、コロナ対策の広告を打ち出してみたり。 こういう時でしか見れない世界や考えに触れてる気分。 辛い思いをしてる方がたくさんいるから、楽観的に捉えてはいけないことはわかってる。 自分の中にある合言葉に 「生きる気力、働く活力、営む余力。」

          『想像もしない未来』を体感中の皆さん

          『自分のもの』になると大抵嬉しい

          単に物欲で言うと、 物欲が有り余る人と、むしろ何にも興味ない人がいると思うけど、 どんな人間であれ、何かが『自分のもの』になると大抵嬉しくなると思う。 最近は、物理的にモノを所有するのではなくて、 「公的なものが自分のものに変わる瞬間」 みたいなのに気がいくようになった。 これはあくまで自分の中でそう感じるだけで、そのもの自体は誰のものでもないことが多いんだけど…。 例えば、芸術品。 私はまだ世界に一つのアート作品とかを買ったことがない。 ミュージアムショッ

          『自分のもの』になると大抵嬉しい

          ネット検索は人をダメにするよ

          今時みんな、知りたいことがあればすぐネット検索。 なんとなくキーワードを入力すると、自分の求めてた情報に近いものがすぐに出てくる。 これって便利で楽なんだけど、反面、 人をダメにしちゃうと思う。 ネット検索は、まるで欲しいものにまっすぐ手を伸ばしてるような感覚にさせるけど、 恐ろしいことに"欲しいもの"の周りにある"欲しいもの候補"は全く目に入らない。 ネット検索は、既にある程度の人間によってカテゴリー化されている海を泳ぐわけであって、 そのカテゴリー以外のもの

          ネット検索は人をダメにするよ

          今を生きてると思う頃にはそこは過去

          その時が楽しければいい 今が大事 将来のために今頑張らねば どんな言葉に変えたとしても その言葉を発した時点で、そこで指す「今」は過去になってる。 当たり前かもしれないけど、 人は今を生きることはできなくて、 過去か未来の二択のみ。 過去が後悔をつくると思われがちだけど、 後悔は未来によってつくられる。 これは意識高い系のつもりは一切なくて、 人は必ず未来より過去が増える時、 (平均で考えると35歳で未来の方が減る) 過去に選択しなかった人生について

          今を生きてると思う頃にはそこは過去

          建築は社会を、人を、見るためのレンズ

          なぜこんなに建築が好きなのか、考えてみた。 私が建築にハマったのは、3年前。 ありきたりな理由だけど、 まず東京に出てきて、ありとあらゆる形の建物があることに驚いた。 そして旅行で行った直島で、安藤忠雄の地中美術館とベネッセハウスに完全にやられてしまった。 中の展示物が遊ばれてるんじゃないかと思うくらい、直島の建築は土地とつながり人を包容してた。 そんなこんなでポツポツと勉強?をはじめ、 有名建築家と呼ばれる人の作品を見たり読んだりして3年過ごしてきた。 なん

          建築は社会を、人を、見るためのレンズ

          生後0日の大人

          メリークリスマス🎄🎅 私が常に思うこと。 『予想ができない新しい物事に対して人は必ず拒絶する』 意外とこの前提って頭から抜け落ちてる気がする。 たとえば、 今まで自分から振ったことしかない人が、初めて恋人に振られた。 初めての仕事でヘマをした。 初めての一人暮らしで思ったより上手くいかなかった。 などなど。 そういう時って必要以上に自分を責めたり悲しむ人が本当に多い。 ここでの共通点って、 「出来事自体は初めてだけど、同じジャンルは経験済み」ということ。

          生後0日の大人

          自分を『引いて』他人を『惹く』

          独り言のように日々思いつき考えることが多すぎて 積もりに積もって可哀想なのでここにメモする。 よく、一人でいると考えすぎちゃうから嫌、 という人に会う。 すごく気持ちがわかる。 自分と向き合う時間は、多すぎると、向き合っていたはずの自分を見失う。 最近オシャレとされるモノ、建築、映画とかって、 かなり無駄を削られてシンプルなものが多い。 iPhoneとか無印の商品とかがその良い例。 この工程は人間にも実は必要で、 今の自分をどうしていくか、どういう生き方を

          自分を『引いて』他人を『惹く』