パワポケダッシュプレイ記
パワプロクンポケットを知っているだろうか。
GB・GBAやDSが全盛期だった時代に携帯機のパワプロとして出ていたものが独自の方向性を確立、リメイクを除くと全15作品出ていたゲームである。
そして2021年にパワポケ1・2をリメイクしたパワポケRが発売。その特典として付いてきたのが今回プレイしたパワポケダッシュ。そのプレイ記です。
パワポケシリーズは流石に全作とまではいかないがかなりの数をプレイし、パワポケダッシュはGBA時代に発売日に買って記憶の限りは表サクセスを攻略本等無しでかなりプレイし、今回は実質2周目とも言える程の知識量でプレイしたので今までより懐古寄り、そしてガッツリネタバレな感じでお送りします。もう18年も前のゲームだし良いよね？
表サクセスストーリー
主人公は小学4年生。
小学一年生の時に父と共にプロ野球の試合を見ているとホームランボールが父親に直撃、死亡してしまうも野球仙人によって「5年以内に全国大会を優勝すること」で父親を生き返らせることが出来るという。
救うまでの間ボールに転生した親父（下画像の背景のやつ）と共に少年野球チーム「ガンバーズ」と共に全国優勝を目指すという比較的王道なお話。
パワポケシリーズのシナリオは作品によって誤差はあれど小学生向けなものではない中で、パワポケダッシュは小学生向けに作ったパワポケということもあり、ストーリーも小学生向けな王道でわかりやすくそれでいて熱い物もあり某三原則にもある友情・努力・勝利もあって非常に面白い！
なんてことはなかった。
いつものパワポケ通りOP以外でも死人が出るのは勿論、正直小学生向けとしてはかなりとんでもない展開も多く、ガンバーズメンバーの一部は勿論ガールフレンド候補、そしてエンディングまで含めて文字通り救いようがない話というのがまあ多いのなんの。当時の俺が全て理解していていたかどうかは流石に思い出せないが、今プレイしてこんな感じだったのかと改めて驚く場面なんかもあったのでまあ全部は理解していなかっただろうなあとは思う。
そんなストーリーが展開され最後に待ち受けているのは＜全国優勝をしても親父は助からない＞という純粋な小学生が見たらうっかり歪んでしまいそうな結末が待ち受けていたりする。
ストーリー中もうダメかも？というフラグが頻繁に立つものの最後に優勝することでそれらのフラグをへし折ってハッピーエンド！なんて生易しいものをパワポケはお出ししたりはしないのである。無情。
と、結構アレな書き方をしたがしっかりと野球物としても熱い内容になっているのでどんな形でもいいから見て欲しいねえ～。
自分はそこまでやり込める実力がないので見れないがアルバムを全て集めるとあることが…？
ガンバーズメンバー
お次はガンバーズメンバーから語りたいと思う。
2年目途中のチームメイト全員でダッシュの基本メンバー達。1年目と3年目でメンバーが入ったりするけどそこは割愛。
他のパワポケと比べても小学生でありながら社会人編並のキャラの濃いメンバーで一部のキャラは後のパワポケで成長して出てきたりする。
小学生らしい純粋さだったり、大人には出来ないような虫との触れ合いだったりでメンバーイベントも非常に濃厚。一度パワーアップイベントまで見ればかなり愛着が湧く面々ばかりなので是非何かしらの形で見て欲しい所。
こうしたサクセス中のイベントは勿論だがキャラへの愛着を他のパワポケと比べて1段以上上げている要素が試合中の会話イベント。
詳細は後述になるが今回試合中にメンバーが会話したりするとその打席中大幅にパワーアップするという要素があり、これのお陰で勝利までできたらまあそのキャラのことは好きになっちゃうよねって話なわけですよ。
他にも試合中の各メンバーの特性による個性もかなり強く個人的にはサクセスのイベントは勿論、野球の試合においても一番印象に残ってるパワポケはダッシュだなあと思いますわね～。
ガールフレンド
お次はパワポケシリーズは彼女攻略ゲーとすら言われたりするガールフレンド。
小学生ということで今回はホテル行ったりとか弾道が上がったりだとかそんなイベントはなく（あったら問題になっとる）基本的に小学生らしい可愛らしい内容になっているがトゥルーENDを達成するためのイベントを回収場合、少し前に書いた救いようがない彼女が非常に多いのもダッシュのガールフレンドの特徴。せっかくなので1人1人紹介。
まずはさくら
ライバルの妹でチームメイトの1人という普通だったら付き合った時点で勝ちしか無いような要素を持っているガールフレンドなのだが実はどうやっても救われないガールフレンドの1人。
これにはメインストーリーで明かされる主人公の出自が理由もあって…
お次はわんこ。主人公より1つ年上。
さくらと同様チームメイトの1人で犬では？という疑問を持ちながら付き合うガールフレンドの訳だが
本当に犬だったわけだが物語が始まる前に死亡、ボール親父と同様全国優勝をすることで復活できるという存在だったのだがこの全国優勝というのが2年目中であり、プレイヤーがどんなことをしても絶対に優勝できないわけで絶対に死亡してしまうガールフレンドの1人。あんまりが過ぎないか・・・？
因みにわんこが救われるのはパワポケ12の裏サクセスで、このダッシュのストーリーを知っていると感慨深いものがあるのでそっちも合わせてみてほしいものである。
お次はなつみ。こちらもチームメイトの1人で男の子だと思っていたのだが
小学生向けにこんな・・・！こんな！刺激が強すぎる！
先に紹介した2人と比べるとガールフレンドになってからも最初から最後までｲﾁｬｲﾁｬしまくるので温度差が凄まじい。そうして最後には
正直昔より今プレイしたほうが破壊力高かったよね。いやマジで。
お次はるりか。
ダッシュの中では一番好きですね、ええ。
唐突ですが最近のツンデレをどう思いますか。ツンツンしてるのは出会って最初くらいだけでそのあとはずっとデレデレ。これをツンデレヒロインと言って推してくる奴らはまあわかってない。
だが！るりかは本物のツンデレなのだッッッッッッッッ！たまらんのだっっっっっっ！今時のツンデレは見習えッッッッッッ！
うだうだ俺が書くより動画とかでも良いので見てください。いや見ろ。
あと縦読み。
お次はそら。
試合でも勝負するしキャラも濃いしでなかなかに良いのだが実際ガールフレンドになるとｲﾁｬｲﾁｬよりある事情でいなくなった父親関連の話がメインなので他の候補と比べると影が薄い。まあ試合で目立ちまくってるからね・・・。
最後に隠しガールフレンドのモモコ。
こちらは死んだりするわけでもないが生きてると言うとまた少し違う次元に居ると言うかなんというか。まあ参考の画像見てなんとなくわかるよね・・・？
と、6人中3人が普通のハッピーエンドを迎えないというのがダッシュのガールフレンド候補達。小学生向けに作ったんじゃないんかこれ・・・。
野球システム
と、ここまでシナリオについて書いてきたがダッシュは他の作品とは決定的に違う点がある。それが野球である。
普通の野球ゲームの画面と言えば多少誤差はあれどだいたいこんな感じ。
ではパワポケダッシュはと言えば
なんともまあ変わった画面よね。
ダッシュの野球はプレイヤーがバットを降ったりボールを投げたりするのではなく、カードを選び時にスロットを止めてアウトやセーフを決める「カード野球」なのが特徴。
これが変わり種ながらかなり面白く普通の野球ゲームとはまた違った読み合いは勿論、バット振ったりボール投げたりが苦手な人でもかなりプレイしやすくこれ以降のパワポケシリーズで普通の野球と一緒にこちらも入っていたほど。
ダッシュから初登場いうことでバランスとしてはかなり投高打低で、結構特殊能力のなんかもぶっ壊れレベルのものが多かったり。
それでもかなり斬新な野球のゲームの形ということで、シナリオの項目でも書いた試合中のイベントなんかも相まって是非一度はやってほしい野球ゲームの形ですわね～。
裏サクセス
と、GBA末期とはいえなかなか厚めの話が展開される表サクセスにパワポケ特有の野球とは全く関係ないゲームができる裏サクセスはダッシュにも勿論あり、それが地獄ダンジョン編。
うっかり謎の穴に落ちてしまった主人公（表サクセスと同一人物）が落ちた先は地獄ダンジョン。脱出のために攻略していくという話。
で、この地獄ダンジョン、所謂ローグライクダンジョン系でやりごたえもとんでもないという代物。
単純なクリアだけならローグライクが苦手な人でもなんとかなるのだが最深部である50階を目指すともうとんでもない。私は苦手も苦手なのでそこまでやってないですはい。
ということでこの裏サクセスを語るには自分はあまりにも実力不足なのでローグライクに興味がある人は是非。
ゲーム感想
こうして感想という項目を作りはしたが書きたいことは上で書いたのでこちらで書くのはほぼまとめ。
発売当時にプレイして攻略本無しで何十周もした思い出のゲームをこうして今プレイした感想なんてもう満足満足大満足以外の言葉が出てくるかと。本当にあの頃を懐かしみながらプレイさせてもらいましたわ。
だからこそパワポケシリーズを一纏めにした作品とかKONAMIさん！出してくださいよお！と言いたいね。まあパワポケRがあんまりな感じだったらしいので気持ちはわかりますけどお！リメイクしてと言ってるわけではないので出してくださいよお！
と、KONAMIにお願いして締めにします。マジで出してくれ～。
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