【詩】ねえ
胸が痛むのは
いつものことだった
ぼくは詩人として生きていくことになってから
ずっと
胸が痛い
きっと見えない傷跡があるのだろう
でもこれは内緒だ
ぼくが詩人だということは誰にも言わないでほしい
恥ずかしいからね
だから毎日
なんてこともないような
顔をしている
人生はうつくしいとは言えない
でもぼくが
知らないふりをしているとは
おもわないでほしい
思春期の頃 やったように急に振り返る
世界を驚かせるためにね
ねえ
ぼくたちはきっと
最後には 幸せになれる
幸せの意味がわかるよ
その次の日の朝
目を覚ますのがいまからとてもたのしみ
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