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月刊開発記録|2024年8月

こんにちは。
本日はみらいのファッション人材育成プログラム、8月の進捗報告ノートを書かせていただきます。

8月の開発概要

8月は引き続き、ウェアラブルアート新素地の試作開発をしております。

7月のアドバイスからの実験

7月にいただいたアドバイスをもとに、以下の点にて、主に検討を進めていました。流れとしては、Self Forming Structureについてリサーチを進めた後、実際に組子と布を組み合わせ、実験をしてみていました。

2|表現方法について
組んだのちにどのように表現をするか組子としての価値を追求した上で、最大限魅力を発揮する表現として落とし込むこと
・組子のみで表現する
・組子+αで表現する▶︎3へ

主に、組子+αの検討(以下3の内容)を進めています。

3|布と組子を一体表現する手法について
組子と布は切り分けずに、組み合わせることが可能
KW)Self Forming Structures / self-forming fabric

※上記の内容は、6−7月の開発記録について記載しております。

上記実験による発見

布と組子の一体表現により、伸縮性のある組子表現が見つかったものの、まだまだラフな試作第一段階。
Selfforming Structureについて、面白みを感じるとともに、表現として美しいものを追求できるまでの難しさを痛感していました。
まだまだ、組子ならではの表現までは辿り着けていないため、もっと深く深掘り、実験を進めなくては、、、
というタイミングで8月メンタリングの機会をいただけていたので、アドバイスをいただくことに。

8月メンタリングでいただいたアドバイス

開発の進捗報告をさせていただいた後、砂山先生からアドバイスをいただきました。
その際に出てきたキーワードは「膜テンセグリティ」。
やっていることは、膜テンセグリティの領域の話に近い、とのお話をいただきました。
膜テンセグリティについて、テンセグリティの目的としては、「最小限の硬い材料で、大きな空間を作ること」。従来建築領域で取り組まれている手法であり、「身体を覆うための構造体の仕組み」としてファッションの領域では新規性のあるものになるのではないか、とのお言葉をいただきました。

ただ、その際に定めておいた方がいいのは、自分の立ち位置。
この領域は修士論文が書けるほど、奥が深く、簡単にできるものではない。そのため、自分が技術者になりたいのか、表現者になりたいのか、どのような立場で今後活動をしたいか、によって技術との関わり方を検討したほうがいい、とのお話しをいただきました。

私は表現者としてありたいことが明確だったため、その旨をお伝えしたところ技術者とのコラボレーションを検討してみたらどうか、とのお話しをいただきました。

そこで、専門で研究されている技術者の方をご紹介いただきました。
研究していることのお話しをさせていただき、どのように発展させることができるか、コラボレーションができそうか、実際に相談に伺いたいと思います。

自分だけではできないこと、見えなかった可能性について、毎月たくさんの発見をいただきながら進めています。開発はとても難しいですが、こうやって専門家の方々にアドバイスをいただきながら、可能性を模索できる機会をいただけていることを心から感謝しています。
引き続き、9月も頑張ります!よろしくおねがいいたします。











おまけ : 「おきあがりこぼしの私」

まだまだ暑いですが、あっという間に夏の終わりが近づいていますね!
私は本当に「あっ」と言っている間に、時間が溶けています。笑
本当に、本当に、特に今年は時間が見えない。溶けている。。。
と感じるほど、毎月月末に1ヶ月何をしていたか振り返ると、記憶がないくらい早いです。
しんどくなることも多々ありますが、笑 私はそんな時に友人や知り合いの展示会に行って刺激をもらったり、自分の作品のプレゼンテーションをする機会があったり、アドバイスをいただく機会があったりすると、話しているうちにどんどん面白くなってきてしまうのと、やるべきことや、やりたいことが山のように目の前に浮かんできて、おきあがりこぼしのような日々を送っています。笑 落ち込むときはとことん落ち込んで、しんどいときはしんどさに向き合って、でもおきあがりこぼしのように、また起き上がれたらいいんだ、なんて思ってます。ではでは。みなさんもお身体にはお気をつけてください〜!


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