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月刊開発記録|2024年7月

みらいのファッション人材育成プログラムがはじまってから、2024年6月-7月の研究について書かせていただきます。
※詳細については記載できない部分もあるので、ざっくりと流れを重視して書かせていただきます。

6月スタート時点

現状と問題点

現状では、柔らかい組子を作ることには成功したものの、組子を動かすことで脆さがあり、外れてしまう等の問題点がある。

解決策

・形状的解決
 ▶︎組子の形状を工夫することで解決を図るもの
・素材的解決
 ▶︎組子の素材を代替することで解決を図るもの

解決策の理想・懸念点

理想|形状的解決ができれば、今後素材の選択肢も狭めないため理想である
懸念点|素材的解決になった場合、本事業の期間内で終えられるのか、危険

6月-7月の研究

形状的解決ができることが理想のため、期限を決めてひたすらに形状実験を繰り返しました。
そして、、、ついに、解決できそうな形状を発見、、、、!!!

可能性のある形状を発見後は、形状の詳細を詰めていくことに。

7月の面談

水野先生に面談していただきました。
ひとまず、面談までは形状的解決ができるか否かのチャレンジだったので、そのご報告をした後、次のステップのアドバイスをいただきました。

1|パーツの製造方法について4種類
4種類を柔軟に織り交ぜ、表現としての幅を拡張させる
 1 . 木組子パーツ by機械(大量生産)
 2 . 木組子パーツ by手作業(少量生産)
 3 . 柔軟性のあるパーツ by 金型(大量生産)
 4 . 柔軟性のあるパーツ by 3Dプリント(少量生産)

2|表現方法について
組んだのちにどのように表現をするか組子としての価値を追求した上で、最大限魅力を発揮する表現として落とし込むこと
・組子のみで表現する
・組子+αで表現する▶︎3へ

3|布と組子を一体表現する手法について
組子と布は切り分けずに、組み合わせることが可能
KW)Self Forming Structures / self-forming fabric

4|フィニッシュカラーについて
木、樹脂パーツを組み合わせ、どのような世界観にするか。
▶︎今後研究を進めながら詰めていく。
以下のような事例をご紹介いただきながら、お話させていただきました。

https://medium.com/kenchikutouron/%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE-%E5%8D%83%E9%B3%A5%E6%96%87%E5%8C%96-b169c26a53f4

https://casabrutus.com/categories/fashion/348474

ひとまず、組子の素地のしての可能性が見えたので、次は最終的に表現する形状をいただいたアドバイスを参考にしながら、思考・実験していきます。


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